ここが知りたいREACH規則

ここが知りたいREACH規則

EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介

Q
2018年2月16日更新
Q.515 REACH規則で認可対象候補リスト(CL)から認可対象物質として付属書XIVに収載されると、CLから削除され、CL物質の非含有証明書を発行できますか?

認可対象候補リスト物質(CL物質)が認可対象物質として附属XIV(認可対象物質)に収載されても、認可対象候補リスト(CL)から削除されません。そのため、CL物質に求められる情報提供や届出の義務は継続して課されます。また、認可対象物質はCLから削除されないため、CL物質を含む場合には非含有証明書を発行することもできません。
 認可とは、認可申請すれば、EU域内でその物質を使用することに対し、リスクが適切にコントロールされる場合、企業に特定のCL物質の継続使用を認めることです。認可がなければ、日没日以降はその物質をEU域内では使用することが出来なくなります。
 なお、EU域内ではCL物質を含有する成形品は、認可がなければ製造されませんので、EU域外で製造された成形品に対して、上記の情報提供や届出の義務を課していることになります。
 CL物質が附属書XIVへ収載されていく手順について、以下に示します。CL物質はECHAからリスクの高い物質から優先順位を付けて附属書XIV(認可対象物質リスト)への収載勧告案が欧州委員会に提出されます。欧州委員会で最終決定されたものが附属書XIVに収載され、第59条10項に基づき、EU官報で公告されます。
 CL1)ならびに附属書XIV2)のリストについては、ECHAの以下のホームページから取得することが出来ます。 なお、現在の認可対象候補物質は2018年1月15日に7物質が収載され、合計181物質になっています。附属書XIVのリストには43エントリーが収載されています。

1)認可対象候補リスト物質(CL物質)
2)附属書XIV(認可対象物質)収載物質

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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