本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。


HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

REACH検索

Q.501
1月に認可対象候補物質リスト(Candidate List)に、ビスフェノールA等4物質が追加されました。一方で6月の次回追加に向けて2物質が提案されましたが、そのうちの1つがビスフェノールAでした。なぜ、既に追加済の物質が再度提案されているのでしょうか?

A.501

ご質問の認可対象候補物質リスト(Candidate List)は、毎年2回(通常6月及び12月)追加物質が公表されています。
 認可対象物質および認可対象候補物質の選定基準は、REACH規則第57条で定められた次の6つの基準です。

  • (a)CLP規則に従って発がん性区分1Aまたは1Bの分類基準に該当する物質
  • (b)CLP規則に従って変異原性区分1Aまたは1Bの分類基準に該当する物質
  • (c)CLP規則に従って生殖毒性区分1Aまたは1Bの分類基準に該当する物質
  • (d)REACH規則附属書XIIIの基準に従って難分解性、生体蓄積性及び毒性を有する物質
  • (e)REACH規則附属書XIIIの基準に従って極めて難分解性で高い生体蓄積性を有する物質
  • (f)内分泌かく乱性を有するか、難分解性、生体蓄積性及び毒性を有するか、または極めて難分解性で高い生体蓄積性を有するような物質であって、(d)又は(e)の基準を満たさないが、(a)から(e)に列記した他の物質と同等レベルの懸念を生じさせるような人または環境に対する深刻な影響をもたらす恐れがあるとの科学的証拠があり、かつ第59条に定める手続きに従って個別に特定される物質

これらの基準に該当し、REACH規則第59条に定められた手続きを経た物質が認可対象候補物質として特定されることになります。

ご質問のビスフェノールAは、ポリカーボネート、エポキシ樹脂および化学薬品の製造やエポキシ樹脂中の硬化剤として使用される物質ですが、第16次追加分として、2017年1月に他の3物質と共に認可対象候補物質リストに追加されました。その際にはビスフェノールAは、REACH規則第57条(c)の「生殖毒性」物質として特定されました。
 既に認可対象候補物質として特定されたビスフェノールAが再度検討されているのは、更に「内分泌かく乱性」を有し第57条(f)に該当すると提案されたされたためです。
 このように、既に認可対象候補物質リストに収載済の物質であっても、新たな基準に該当すると判断された場合には、この基準への該当要否について改めて検討されることになります。
 なお、第17次の追加によって内分泌かく乱性が決定されたとしても、ビスフェノールAは既に本年1月に認可対象候補物質として特定されているため、EU域内に成形品を供給する日本国内の企業に影響を及ぼすことはないものと考えます。

中小企業の方を対象として、海外ビジネスに関する質問を無料で受け付けています。
中小機構「中小企業国際化支援アドバイス

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

このページの先頭へ