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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.475
EU、米国、中国において、危険有害性分類の実施とその結果に基づいたラベルおよびSDSの提供の義務はどのように規定されていますか?

A.475

GHS分類で危険有害性のある化学品については、日本をはじめ一部の例外を除き、先進諸国においてラベル、SDSの義務が課されています。
 以下に、ご質問にありますEU、米国及び中国の危険化学品の分類、ラベルおよびSDSの提供義務につきご説明いたします。

< EU >
 CLP規則第1条ならびに第4条(1)において、EU内で製造・流通される物質・混合物について危険有害性分類の実施が義務付けられています。欧州化学品庁のSDSに関するガイダンス(2)に、以下の化合物がラベルおよびSDSの提供の義務対象とされています。

  • CLP規則に則った危険有害性分類にて分類された物質及び混合物
  • REACH規則 附属書XIIIにて収載されているPBTもしくはvPvB
  • REACH規則 第59条1項に記載されている認可候補リスト(SVHCリスト)に含まれる物質

(1): http://echa.europa.eu/web/guest/regulations/clp/legislation
(2): http://echa.europa.eu/documents/10162/13643/sds_nutshell_guidance_en.pdf

<米国>
 米国のGHS分類、ラベル・SDSは、労働安全衛生法(3)(OSHA)をメインとしその下位法の危険有害性周知基準(HCS)(4)において、化学品の製造者、輸入者の危険有害性に基づく分類、ラベル、SDSの発行ならびに化学品を扱う職場を有する雇用者に対してラベル、SDSの職場への設置が義務付けられています。 対象物質は、以下のようになっています。

  • (a)HCSで分類される危険有害性化学物質
  • (b)危険有害性としてリスト化された化学品
  • (c)発がん性物質

(3): https://www.osha.gov/
(4): https://www.osha.gov/dsg/hazcom/HCSFinalRegTxt.html
https://www.osha.gov/dsg/hazcom/index.html

<中国>
 中国のGHS分類、ラベル・SDSに関する主要な関連法規は「危険化学品安全管理条例(国務院令第591号)」で、危険化学品の生産、経営、貯蔵、使用、輸送などの取扱を目的としています。対象物質は危険化学品で「危険化学品目録2015」(5)に収載されている化学品について、国家標準「化学分類および表示規範:GB30000.2-2013~GB30000.29-2013」、「化学物質安全ラベル規則:GB15258-2009」およびその他の国家標準の要求事項に沿った分類を実施し、SDS、ラベル表示の要求事項の遵守が規定されています。

(5): http://www.chinasafety.gov.cn/newpage/Contents/Channel_21111/2015/0309/247028/
content_247028.htm

(参考)
中国危険化学品目録2015の交付に関して、J-Net21コラムに掲載された記事のURLを以下に参考として記載します。
http://j-net21.smrj.go.jp/well/reach/column/150403.html
http://j-net21.smrj.go.jp/well/reach/column/150522.html

その他、東南アジア諸国においては、危険有害性化学品のGHS分類とラベル・SDSを義務付ける法制度が整備・運用がされています。規制の内容はEU法に類似しているものの、各国で微妙な差異があります。あらかじめ調査が必要な化学物質が定まっていれば、The ASEAN - Japan Chemical Safety Database(AJCSD)(6)を活用し、東南アジア諸国における化学物質規制情報やGHS分類結果、リスク情報、有害性情報等を入手することもできます。

(6): http://www.ajcsd.org/chrip_search/html/AjcsdTop.html

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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