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ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.455
製品に熱転写箔で箔捺した製品名やロゴは、REACH規則附属書XVIIの#23(カドミウムの制限)において、塗装と見なされ制限されるのでしょうか、また、同#51、#52(フタル酸エステル類の制限)においては、可塑化された成形品とは別の単体の部材と見なされるのでしょうか?

A.455

1.製品に箔捺された製品名、ロゴのREACH規則附属書XVII#23での扱い
 熱転写箔は着色層を凸版で印刷し、その裏面の接着層を熱で活性化し、成形品などに箔を転写するものです。主としてプラスチック材料などに転写され、ホットスタンピングとも言われているものです。

転写箔のインク層を接着層で被転写体である製品に転写するので、製品に印刷や塗装のように直接着色するのではありません。製品名やロゴをインク(顔料)で印刷し、転写により製品である被転写体に着色し、簡単に剥離しません。

また、転写箔は接着層、着色層、保護層で構成され、塗装ではなく、被転写体と一体となったプラスチック樹脂と考えられます。
 REACH規則附属書XVIIのカラム23には、カドミウムおよびその化合物の使用制限条件があり、プラスチック材料、塗料、めっき、ろう付け、宝飾品などに関する条件が記載されています。

(1)下記に示すプラスチックで生産された混合物と成形品には使用してはならない。

  • ポリ塩化ビニル(PVC)
  • ポリウレタン(PUR)
  • 酢酸セルロース(CA)
  • エポキシ樹脂
  • メラニンーホルムアルデヒド樹脂
    (一部省略)
  • ポリプロピレン(PP)

上記プラスチック材料から製造される混合物、成形品にカドミウムを(Cd金属として)0.01wt%以上の含有率で上市してはならない。

以上の通り、被転写体から剥離されない転写箔に、カドミウムを含有する樹脂(制限された材料)の使用はできませんので、附属書XVIIの制限条件が適用されると考えられます。

2.可塑化成形品への熱転写箔のREACH規則附属書XVII#51、#52での扱い
 附属書XVIIのカラム51を例にしますと、DEHP、DBP、BBPのフタラート類に関して、「玩具および育児用アーティクルにおいて、その可塑化された材料(plasticised material)の0.1wt%より高い濃度で、物質としてまたは混合物の成分として使用されてはならない」とされています(以下、略)。

DEHP、DBP、BBPのフタラート類はプラスチックの可塑剤として使用されます。可塑化された材料とは、可塑化されたプラスチック成形品のことになります。あとから転写される印刷箔は含まないと考えられます。つまり、転写された印刷箔は可塑化された成形品とは別の部材となります。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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