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ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.443
PACT(Public Activities Coordination Tool)とCoRAPの関係およびREACH/CLP規則に及ぼす影響を教えてください。

A.443

REACH規則で規定されているCoRAP(The community rolling action plan;欧州共同体のローリング行動計画)では、化学物質庁(ECHA)により、登録文書から評価の対象とする物質が提案され、加盟国の合意のもとで、3年間の評価物質を取り上げ、毎年対象物質が更新されます。

評価対象とする物質の選定に際しての基準は、ハザード情報、暴露情報およびEU域内での物質の総トン数をカバーしています。ハザードと暴露に関しては、独立して考えるのではなく、組み合わせてリスクにもとづいたアプローチで使用されます。

評価が完了後は評価から得られた情報を、人の健康や環境に悪影響を及ぼす懸念のある物質、すなわち、SVHC(最終的には認可対象物質;付属書XIVへの収載)や、制限物質(付属書XVIIへの収載)、CLP規則の付属書VIでのCMRや呼吸器感作性等の調和した分類等の提案のために利用されます。

一方、規制の必要があるSVHCかを特定するために「SVHC Roadmap to 2020」が策定され、その実施計画「SVHC Roadmap implementation plan」が公表されています。「SVHC Roadmap to 2020」や「SVHC Roadmap implementation plan」では、対象とする物質としてすでに登録された物質や2018年までに登録予定の物質、さらには登録されない物質やそれ自身EU域内で製造や使用されないがEU域内に輸入される成形品に含有する物質等を含め、CMR、PBT/vPvB、内部かく乱物質等の有害性の物質を挙げています。

これらの物質について、法規制の必要性を検討するために、リスクマネジメントオプション分析(以下、RMOA: Risk Management Option Analysis)が、ECHAの調整のもとで専門家の検討グループによりボランタリーベースで行われています。これらの物質の検討情報を、検討グループ、ECHA、あるいは、加盟国の管理当局、欧州委員会で共有するためのツール(Activities Coordination Tool)が使われています。

これらの活動を利害関係者や一般消費者に透明にし公開する目的でPACT(A public view of the 'Activities Coordination Tool')として公開されています。これには、RMOAが進行中もしくは完了した物質がリストアップされています(PACT-RMOAリスト)。

PACT-RMOAリストの情報から、利害関係者と一般市民は、将来、公式なリスクマネジメントの方法によってどのような物質に焦点があてられていくのかを予測しやすくなります。登録者も登録したあとも自らの登録データが最新であることを確実にし、懸念の可能性のある物質に取り組むための最適なビジネス戦略を検討し、その後の規定のプロセスの過程におけるパブリックコンサルテーションへの準備を行うことができます。

PACT-RMOAリストで情報が提供されている物質については、規制措置が必要との結論が出れば、上記のようなREACHの認可、制限の内容やCLPの分類や他の法規制の提案が提出される可能性があります。ただし、新たな規制措置が不要という結論であっても、PACT-RMOAリストで注記されているように、RMAOとその結論はその時点での入手可能な情報にもとづいて蓄積されたものであって、新たな情報やさらなる評価の観点から変更される点に留意が必要です。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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