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ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.425
二輪車用電装部品の製造でDEHPを使用していますが、DEHPはREACH規則の対象になる予定でしょうか?

A.425

DEHPはポリ塩化ビニルの可塑剤などの用途で使用されている物質です。以前より生殖毒性等の有害性が指摘されていて、改正RoHS指令の追加規制有害候補の4物質中の1物質として挙げられています。

REACH規則でDEHPは以下の規制の対象となっています。

1.認可対象候補物質(SVHC)
 DEHPは2008年10月24日以降認可対象候補物質リスト(Candidate List)に収載されている物質です。成形品に0.1wt%以上含有する場合は、届出の義務や情報伝達の義務が課せられています。
 Candidate Listに収載された認可対象候補物質から優先順位を付けて、後述のREACH規則の附属書XIVの認可対象物質に指定されます。ただし、認可対象物質に指定されてもCandidate Listから削除されず、認可対象候補物質の義務はそのまま残ります。

2.認可対象物質
 DEHPは、現時点で認可物質リスト(付属書XIV)に収載されている22物質のうちの1物質(認可対象物質)です1)。認可対象物質は、物質の用途および成形品への組込みが、認可もしくは認可の要件から免除されていない限り設定された日(以下、日没日)以降、使用のために上市または自ら使用することができません。認可対象物質には、認可対象候補物質のように数量や濃度の条件はありません。
 なお、EU域外で製造された成形品について認可申請は必要ありませんが、上述したように情報提供や届出の義務はあります。

DEHPの日没日は2015年2月21日です。18カ月前までに申請して受理されれば、認可の申請に対する決定が下りるまで継続して使用が可能です。DEHPの認可申請の期限は2013年8月21日で締め切られています。
 2013年11月13日、ECHAは提出された、DEHPと同じくフタル酸エステル類であるDBPの認可申請について、パブリックコメントの募集を8週間の期間で行うと発表しました2)。DEHPに関しては以下4つの用途の認可申請があります。

  • ポリ塩化ビニル(PVC)の成型品の製造におけるDEHPの使用
  • コンデンサーやランダムセンサー素子の製造に使用するセラミックシートや印刷用ペースト内でのDEHPの使用
  • 固体推進剤やロケット・戦術ミサイルの推進薬へのDEHPの使用
  • PVCの成型品を製造する際にDEHPを含んだ再生PVCの使用

3.制限物質リスト(附属書XVII)への収載
 制限物質リスト(附属書XVI)に収載されている物質およびその物資を含んでいる混合物、および成形品について特定の用途の使用が制限されます。制限物質も認可対象物質と同じく数量および濃度に関する要件はありません。
 DEHPに関しては玩具や育児用製品内に他のフタル酸エステル類であるDBP、BBPを一組として、合計0.1wt%以上含有する場合、上市が禁止されています。

1)http://echa.europa.eu/addressing-chemicals-of-concern/authorisation/recommendation-for-inclusion-in-the-authorisation-list/authorisation-list
2)https://echa.europa.eu/view-article/-/journal_content/title/echa-initiates-eight-week-public-consultations-on-applications-for-authorisation-for-dehp-and-dbp

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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