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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.385
バイオサイド規則の「Treated article(処理されたアーティクル)」はどのようなものでしょうか?

A.385

2013年9月1日に運用を開始する殺生物製製品規則(EU)No528/2012(BPR)は、REACH規則同様、物質・混合物にとどまらず、一部成形品もその規制の対象にしており、その影響の範囲は現行指令 (Directive 98/8/EC) よりも広いものとなっています。2013年9月1日の運用開始に伴い、現行指令のDirective 98/8/ECは廃止されます。
 ご質問の「Treated article」はBPR第3条において下記の通り定義されています。
 「ひとつ以上のバイオサイド製品で処理するかもしくは意図的に組み込まれた物質・混合物もしくは成形品」

上記定義の中の「処理された」と「意図的に組み入れた」の表記が具体的にどのようなことを意味しているのかに関しては、2012年12月に欧州委員会の環境総局がまとめた Note For Guidance 「Frequently asked questions on Treated article」 の定義Treated articleにTreating with vs. intentinally incoprporating について下記のように記載されています。

  • 「処理された」:混合物、成形品、またはその成分にバイオサイド製品を加えたが、混合物、成形品またはその成分の中に残っていない、もしくは残渣として残っているが、それは製造者の意図ではなかった状態。
  • 「意図的に組み入れた」:「処理された」とは異なり、製造業者が意図的に混合物、成形品、またはその成分にバイオサイド製品が一部として残り、そのことが製造者の意図であった状態。

英国安全衛生庁(HSE)のホームページにはBPRのFAQが掲載されており、「Treated articleとは何か」という質問に対する回答が記載されています。その中で上記定義の他にHSEの独自の視点という注釈は入っていますが、「Treated article」に該当するか否かについて下記事例を使って紹介しています。

  • 事例1:バイオサイド製品で処理された部材を使用した成形品
        (例 防腐剤を塗布した木材を使用したベンチ)
  • 事例2:バイオサイド製品で処理され、その主要な機能がバイオサイドではない成形品
        (例 抗菌靴下)
  • 事例3:バイオサイド製品で処理され、その主要な機能がバイオサイドである成形品
        (例 抗菌機能付布巾)

HSEのFAQでは事例1と事例2の成形品が「Treated article」と見なされて、第58条の要求事項を満たさなければならないのに対し、事例3の成形品は主要な機能が抗菌機能であり、バイオサイド製品と見なされて従来通り当局の認可が必要になります。

 

上記のEU当局のFAQにおいてバイオサイド製品の解釈について、「顧客に提供される時点での性状が物質あるいは混合物であって、単なる物理的、機械的なもの以外の手段によって有害生物に対し、意図的にその駆除、抑制、無害化、活動の阻害化、さもなければそれに支配的影響力を与えるような、1つ以上の活性物質から構成されるか、それを含む、あるいはそれを生成させるもの」と説明されています。
 事例3の抗菌機能付布巾は、この説明に該当することからバイオサイド製品と見なされています。
 「Treated article」に対する参考となる関連情報としましては、2009年に出されています「新バイオサイド規則に対するQ&A」の下記の説明があります。
「適用範囲」
 「適用範囲は、家具や繊維製品を含むバイオサイドで処理された成形品や材料にまで拡張されている」
(原文) Scope
(The scope has been extended to cover articles and materials treated with biocidal products, including furniture and textiles.)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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