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ここが知りたい REACH規則

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Q.365
製造物安全一般指令(2001/95/EC)に基づき、 フマル酸ジメチルを含有する製品については委員会決定2009/251/ECで上市が禁止されていましたが、指令と決定との関係、および禁止されていた「2010年3月15日までの上市」はその後どのようになっているのでしょうか?

A.365

製造物安全一般指令(2001/95/EC)は、生産者および流通業者に対して安全な製造物のみを上市する共通する義務を規定しています。すなわち、基本的にビジネス向け製品あるいは消費者向け製品、もしくは消費者が使用する可能性があるビジネス用に提供される製品などのすべての製品に適用されます。また、欧州委員会は、製品による深刻なリスクを把握した場合、リコール等の措置をとる決定を出せることになっています。
 すなわち、委員会決定2009/251/ECでは、フマル酸ジメチル(DMF)による健康被害等が確認されたことにより、加盟国にDMFやDMFを含有するソファや靴等の製品の回収、消費者へはこれらの製品によるリスクを周知することなど早急な措置を取ることを求めた決定です。
 フマル酸ジメチルを含有する製品については、委員会決定2009/251/ECが公布される前の段階で、すでにベルギー、スペイン、フランスの3カ国が独自の使用禁止法案を施行していました。欧州委員会でもフマル酸ジメチルに関する危険性について認識したことから緊急措置的に2009年5月1日付でフマル酸ジメチルを含有する製品のEUでの上市が禁止されました。さらにこの決定では、すでに上市されているものについても上述のような皮膚障害を発生させる懸念があることを消費者に情報提供し、速やかに回収措置を取ることも義務付けられました。
 この決定は1年間の期限限定として公布され、その後1年ごとに期限を延長する決定が公布されていました。直近の2012年1月28日に公布されたCommission Implementing Decision 2012/48/EUにおいて、決定2009/251/ECの適用期間をREACH規則附属書XVIIの修正の施行日か2013年3月15日までとし、同日に廃止するとしています。

その後、REACH規則附属書XVIIを修正する委員会規則No.412/2012が2012年5月16日に公布され、20日後に施行されました。従いまして、決定2009/251/ECは2012年5月26日に廃止されています。

委員会規則No.412/2012の制限事項は、

「REACH規則附属書XVIIのエントリー#61の追加
1)フマル酸ジメチルを、成形品あるいは部品に0.1mg/kg以上の濃度で使用してはならない。
2) フマル酸ジメチルを含有する0.1mg/kg以上含有する成形品あるいは部品を上市してはならない。」

です。

関連のQ&A279Q&A353もご参照ください。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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