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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.363
EU域外において、製造工程の工具として使用する不織布はREACH規則や包装資材などの適用対象になるのでしょうか?

A.363

ご質問にあります製造工程で工具として使用する不織布は、

  • ワイパー等としての部品や半完成品の除塵や防塵
  • 潤滑油その他の塗布物質の塗布時の補助資材
  • 工程間移動時の緩衝材・梱包資材

などとしての使用が想定されます。

当該不織布は製造工程で使用した後は、完成品である製品とは分離され、繰返し工具として使用され、最終的に廃棄処分されるものと思われます。この不織布は、完成品の一部を構成する、あるいは完成品と同梱されるもしくは梱包資材として使用されることはないものと考えられます。

以上の通り、この不織布は製品に含まれるあるいは同梱される等により、EU域内で上市されることは考えられませんので、ご質問のようなREACH規則や包装指令あるいはRoHS指令などの規制対象とはなりません。

なお、ご質問の範囲外となりますが、以下の懸念についても検討しておくことが必要であると考えます。
 すなわち、不織布が製造工程において製品と接触することにより、不織布からあるいは既に処理済みの別の製品からの制限物質を媒介し、製品に移る (コンタミネーション)ことは理論的には起こり得ます。このことによる有害性の可能性ですが、不織布の構成成分や性状および取り扱う製品の性状等により、有害物質を規制値以上に含有した製品の可能性を評価することが重要です。
 特に不織布と製品の接触面で液体を含んでいないようであれば、この場合のリスクは極めて低いと思われます。もしコンタミネーションによる汚染の懸念がある場合には、汚染の原因解明による工程改善や出荷前に汚染付着検査の徹底に等によりリスク回避することが必要となります。

なお、上記については以下のガイドが参考になるものと思われます。

成形品をEUへ輸出する場合には、サプライチェーンの川下企業より製品含有化学物質に関する情報開示を求められます。製造工程で化学物質の混入が懸念される場合の判断について、アーティクルマネジメント推進協議会発行の製品含有化学物質の管理及び情報伝達・開示に関するガイダンス「実装 プリント配線板等の電子部品実装工程(第1版)」(2011年7月15日刊)が参考になります。
 これは、製造工程における製品含有化学物質の管理や情報開示・伝達に関する対応についてまとめた資料ですが、マジックなどでマークを付ける物や洗浄液などを製造工程で使用した場合の対応について、対象物の質量に対して微量な場合(重量比で0.1%を下回ると想定される)には報告を省略することは可能との記載があります。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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