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ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.332
米国のGHS対応の危険有害性情報伝達規則が発表されたようですが、いつから対応が必要でしょうか?また、CLP、JISとの相違は何でしょうか?

A.332

危険有害性情報伝達規則(HCS)は、米国の労働安全衛生庁(OSHA)が危険もしくは有害な化学物質を扱う作業者の安全と健康を守る目的で制定したものです。HCSでは、事業者が作業者に対して有害化学物質に関する情報提供を義務付けており、事業者は製品安全性データシート(MSDS)を作成して情報開示しなければなりません。 2009年9月、OSHAはHCSを「化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)」の勧告へ対応する方針であること表明し、2012年3月26日にOSHAはHCSの具体的な改訂内容を発表しました。

1.HCSの改訂内容

HCSの最終規則「XIII.危険有害性情報伝達規則の修正内容の要約および説明」に従い以下に説明します。

  • (d)ハザード分類
    混合物の分類については、改訂版ではGHSと同様につなぎの原則(Bridging principles)なども採用するようになりました。
    また、健康と物理化学的危険性の分類のための具体的な基準もGHSに合わせました。
  • (f)ラベルおよびその他のフォームに関する注意
    現行のラベル表示は危険有害性情報システム(HMIS)や全国防火協会(NFPA)のものに準じていましたが、改訂版ではGHSの定める絵表示、シンボル、そして危険有害性クラスとカテゴリの危険有害性情報を含むラベルを表示および注意書きを使用するようになりましたが、環境への影響の絵表示はOHSAでは対象外としています。
  • (g)製品安全性データシート
    MSDSは現在指定された以下の16のセクション形式で作成することになります。
     (1)物質または混合物および会社情報
     (2)危険有害性の要約
     (3)組成および成分情報
     (4)応急措置
     (5)火災時の措置
     (6)漏出時の措置
     (7)取扱いおよび保管上の注意
     (8)ばく露防止および保護措置
     (9)物理的および化学的性質
     (10)安定性および反応性
     (11)有害性情報
     (12)環境影響情報
     (13)廃棄上の注意
     (14)輸送上の注意
     (15)適用法令
     (16)その他の情報
    なお、HCSの付録Dによれば、OSHAへの提出物としてはセクション(12)から(15)は要求されないと記載されています。
  • (h)情報とトレーニング
    雇用者は、作業者の認識と理解を容易にするため新しいラベル要素とMSDSの形式について作業者に教育する必要があります。期限については(j)スケジュール(1)の通りです。
  • (j)スケジュール
    新しいHCSへの移行にあたり、以下のスケジュールの定めがあります。
    • (1)雇用者は、2013年12月1日までに作業者に対し新しいラベル要素とMSDS形式の教育を行う。
    • (2)2015年6月1日までに例外を除いて化学メーカー、輸入業者、物流業者および雇用者は最終規則として変更された規定に準拠する必要がある。これはEUのCLP規則における混合物の移行期限に合わせた措置である。
      物流業者は、2015年12月1日までは旧システムにより製造業者が表示した製品を出荷してもよい。
    • (3)雇用者は2016年6月1日までに必要に応じて、作業場所の表示と危険情報プログラムを更新し、新しく特定され物理的および健康有害性に対する作業者向け追加トレーニングを提供する。
    移行期間中は、すべての化学品製造者、輸入者、物流業者および雇用者は、改訂版HCSもしくは現行HCSに準拠するかまたはその両方に準拠する。
2.HCSとEUのCLP規則およびJIS規格との主な相違点

GHSに対応したCLP規則とJIS規格〔「JIZ Z 7252:GHSに基づく化学物質等の分類方法」および「JIZ Z 7253:GHSに基づく化学品の危険有害性情報の伝達方法-ラベル、作業場内の表示及び安全データシート(SDS)」〕とHCSとの主な相違点としては、先述したようにMSDSの記載内容と絵表示があげられますが、詳細についてはWebサイトでご参照ください。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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