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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.331
REACH規則の高懸念物質からフタル酸ビス2エチルヘキシルが除外されるような動向はあるのでしょうか?

A.331

REACH規則第58条8項に、「新しい情報の結果として第57条の基準に該当しなくなった物質は、第133条(4)に記す手続きに従って附属書XIVから除外されなければならない」(環境省訳)との規定がありますが、上記の規定によりフタル酸ビス(2エチルヘキシル。以下、DEHP)が除外されるような情報は把握していません。

DEHPが認可対象候補物質および認可対象物質としての決定に至るまでのプロセスは以下の通りです。

REACH規則における認可候補物質は、第57条の基準に該当する物質(発がん性、変異原生、生殖毒性物質、難分解性、生物蓄積性、毒性のある物質および人の健康や環境に深刻な影響を引き起こすかもしれない物質など)として、欧州委員会または欧州加盟国から提案に基づき第59条の手続きにより特定され、ECHA から認可対象候補物質(Candidate List)として公表されることになっています。

DEHPは上記の手続きを踏んで、2008年10月28日にCandidate Listに収載されています。

その後、Candidate List収載物質は第58条の手続きを経て附属書XIVに収載され、認可が必要となる認可対象物質として特定されます。

DEHPは、2011年2月18日に第1次の認可対象6物質の中の1つとして附属書XIVに収載されました。その経緯は、2009年1月14日に、ECHAから附属書XIVに優先して収載する7物質が提案、公表され、3カ月のパブリックコンサルテーションが行われました。併せて、加盟国委員会でもこの提案が検討され、これに同意する意見が採択されました。その結果、ECHAから加盟国委員会の意見を考慮して最初の勧告を欧州委員会に提出し、その後コミトロジー手続きを得て欧州委員会により決定されました。その際、加盟国委員会は、絵具(artists paints)用途の除外提案については不支持としてECHAの勧告ドラフトを支持しました。

さらにREACH規則には制限の規定があります。「附属書XIVに収載されている物質は、成形品に含まれる物質の存在による人の健康や環境へのリスクを対象とした第8篇に述べる手続きに基づく新たな制限の対象となりうる」(第58条6項)ことがあります。

DEHPは、附属書XVIIの第51項に制限条件として、可塑化された材料の0.1wt%より高い濃度を含有する玩具および育児用アーティクルを上市してはならないとされています。また、「2010年11月16日までに欧州委員会は、物質およびその代替物に関する新たな科学的情報に照らして、再評価し十分な根拠があれば、措置はそれに応じて修正されるものとする」とありますが、この期限までには修正されていません。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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