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ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.328
酸化ホウ素がREACH規則付属書XVII(CMR物質)に掲載され、さらにSVHC候補となりましたが、酸化ホウ素への対応の留意点を教えてください。

A.328

委員会規則(EC)No 790/2009では、CLP規則〔規則(EC)No 1272/2008〕の附属書VIにCMR物質が追加されました。この追加に沿って、REACH規則附属書XVIIのCMR物質を追加する修正規則が、2012年2月9日に公布されました。三酸化二ホウ素〔Diborontrioxide(CAS:1303-86-2)〕は、CLP規則による生殖毒性1Bと分類され、これらのリストに収載されています。この修正規則は2012年6月1日から適用されます1)

REACH規則においては、CMR物質あるいはCMR物質を濃度限界値以上含有する混合物を一般消費者に販売することが禁止されます。上市する場合には、「プロユーザーに限定」とラベル表示する必要があります。

他方、ECHAは2012年2月28日、REACH規則(1907/2006/EC)に基づき、三酸化二ホウ素等の13物質をcandidate listsに収載する高懸念物質(SVHC)と指定する提案を公表しました2)。パブリックコメントの期限は2012年4月12日となっています。ECHAの加盟国委員会がコメントをレビューし、合意するとcandidate listsに収載されることになります。

三酸化二ホウ素は主にガラス、グラスファイバー、フリットガラス(粉末ガラス)、難燃剤等幅広い分野に使用されています。

2008年6月にEU委員会と加盟国は「ガラスは、一つの物質ではなく物質の状態である。すなわち、ガラスはUVCB物質として扱うとする」政治的な合意がされました。これを受け、欧州ガラス産業常設委員会(CPIV)は、次のような見解を発表しています3)、4)

(回答者要約)日本のガラス業界団体であるガラス産業連合会も同様の見解を掲載しています5)

「REACH規則7条2項の成形品中のSVHCの届出や、33条の情報提供の義務は、ガラスがSVHCとして特定されていなければ、発生しない」

従い、成形品中のガラス成分に三酸化二ホウ素が含まれていたとしても、現状においてガラス自体がSVHCとして特定されていませんので、REACH規則におけるSVHCの義務はありません。

1)http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2012:037:0001:0049:EN:PDF
2)http://echa.europa.eu/proposals-to-identify-substances-of-very-high-concern
3)http://www.cpivglass.be/publications/CPIV%20Statement%20for%20customers%20on%20REACH%20-%20Revision%20March%202011.pdf
4)http://www.gic.jp/techno/images/REACH%20DOSSIER.pdf
5)http://www.gic.jp/techno/REACH.html

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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