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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.320
中国新化学物質環境管理弁法に則し、低懸念ポリマーで通常申告するケースとはどのようなものが想定されるのでしょうか。

A.320

中国新化学物質環境管理弁法では、現有化学物質名録に未収載のポリマーは新規ポリマーとして申告が必要です。申告には、輸出量に応じて科学研究記録申告、簡易申告、通常申告に分類されますが、新規ポリマーが年間1t/以上の場合、通常申告が必要です。ただし、特定の要件を満足する場合には、要求される情報が免除される、あるいは特殊状況の簡易申告が可能になります。

新規ポリマーは、以下のいずれかの要件に適合する場合は通常申告が必要です。

  1. ポリマー中に重金属または陽イオンを含有する
  2. ポリマーが水溶性である
  3. トルエンなどの有機溶剤に溶解性がある
  4. pH1.2、4.0、7.0、9.0での安定性がない
  5. 低懸念ポリマーの要件を満足しない、

なお、低懸念ポリマーは以下のように定義されています。

  • 平均分子量が1,000~10,000ダルトンの範囲にあるポリマーにあっては、分子量が500ダルトンより低いポリマー含有率が10%未満、分子量が1000ダルトンより低いポリマー含有率が25%未満。ただし、例えば、重金属、イソシアネート基等の高懸念または高反応性の基を含有していないこと。
  • 平均分子量が10,000ダルトン以上で、分子量が500ダルトンより低いポリマー含有率が2%未満、分子量が1000ダルトンより低いポリマー含有率が5%未満。
  • ポリエステルポリマー

ご質問の低懸念ポリマーを通常申告する場合は、輸出量に関係なく毒性データ、環境毒性データが免除されます。弁法上は、通常申告の申告書提出から登記決定までの審議・評価の処理時間を最低80日と規定しています(現状では、申告書類提出から登記迄に1年近く要しているようです)。低懸念ポリマーは一般新規化学物質として分類でき、中国国内の加工使用者へ輸送してから30日以内に初回活動報告を提出する必要があります。初回活動報告の提出日より満5年後に「現有化学物質名録」に収載されます。

他方、上述の1から4の要件に適合せず、低懸念ポリマーである場合は、特殊状況の証明資料を提出して簡易申告することができます。この場合は、中国国内の試験所で中国の試験生物を用いた生態毒性試験データの提出が免除されます。申告書提出から登記までに要する時間は通常申告より短期間です(弁法上は、処理時間を最低50日としています)。
 毎年2月1日までに前年度の年度報告を提出する必要があります。また、簡易申告の場合は、中国現有化学物質名録には掲載されません。なお、新規モノマーが2%未満の新規ポリマーも、特殊状況の簡易申告ができます。ポリマーの特殊状況の簡易申告では、トン数の制限はありません。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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