ここが知りたいREACH規則

ここが知りたいREACH規則

EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介

Q
2011年4月15日更新
Q.277 2011年6月1日以降に輸出を開始した成形品に、2010年12月1日以前に認可候補物質リストに収載された物質を年間上限量を超えて含有する場合、届出はいつまでにしなければなりませんか?

REACH規則7条第2項の規定により、EU域内で以下の条件に該当する物質の製造者および輸入者は欧州化学品庁(ECHA)にその物質を届け出なければならないとされています。
 物質の届出条件は以下のとおりです。

  1. その物質がCandidate Listに収載されている
  2. 成形品の中にその物質が0.1wt%以上の濃度で含まれている
  3. その物質の製造/輸入量の合計が製造者/輸入者あたり年間(暦年)1t超である

これら物質の届出期限は、2010年12月1日以前にCandidate Listに収載された物質の場合は2011年6月1日以前に、2011年12月1日以降に収載された物質に関してはその収載後6カ月間となっています。
 ただし、その物質の用途の登録が、他のサプライチェーンの関係者(成形品の製造者・輸入者)によってすでになされている場合は届出が免除されます。
 以上のことから、貴社の輸出成形品に含有されている2010年12月1日以前にCandidate Listに収載された物質が輸出開始時(2011年6月1日以降)に年間1t超になると予測される場合には、その物質の届出期限 はすでに過ぎていますので、輸出量が1t超になると予測される時点で、EUにおける貴社成形品の輸入者もしくは唯一の代理人が届け出されるのが良いと思われます。
 さらに、輸出開始時は1t以下であってもその後に輸出量が増えて1t超になると予測される場合には、予測した時点で届出を行う必要があると考えられます。

なお、Candidate Listに掲載される物質の情報等については以下のECHAサイトのページをご参照ください。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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