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ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.273
弊社は自動車、電気等の部品を扱う商社で、EUに輸出した部品を現地の販社で販売しています。販売する部品に含有されるSVHCが要件を満たす場合、ECHAへ届出なければなりませんか?また届出はどのようにすればよいのでしょうか?

A.273

REACH規則においてSVHCの届出義務の対象となるのは貴社製品が成形品に分類されている場合です。REACH規則第3条では「成形品(Article)とは、製造時に化学組成よりも大きく機能を決定する特定な形状、表面又はデザインを与える対象物を意味する」と定義されており、「成形品中の物質に対する要求に関するガイダンス(Guidance on requirements for substances in articles 2010 Draft Version 2)」(以下、ガイダンス)においても分類の見極め方法が詳しく説明されています。

REACH規則の定義およびガイダンスに照らし、貴社の製品は成形品に分類されると思われます。
 以下、成形品に含有されるSVHCに関する対応について説明します。

1.SVHCの届出義務

成形品が以下の条件を満たす場合、届出が必要となります。

  • 成形品中に存在するSVHCが「認可対象候補物質リスト(Candidate List)」に収載されている。
  • SVHCが成形品中に、重量比0.1%を超える濃度で存在する
  • SVHCが成形品中に、年間に1製造者または輸入者あたり1tを超える量で存在する
  • 成形品におけるその用途が登録されていない

貴社の部品がこれらの条件を満たしている場合には、ECHAへの届出を行う必要があります。

2.届出を行うことができる者

含有するSVHCが届出義務の要件を満たす成形品を日本国内(EU域外)で製造し、EU域内に輸出する場合には、EU域内の輸入者または貴社が任命した唯一の代理人が届出を担うことになります。
 ただし、貴社は届出者に対して届出内容の情報提供の必要があります。

3.届出の方法

届出の具体的な手続き方法は以下の通りです。
 ECHA(欧州化学物質庁)のウエブサイト上に、REACH-ITというREACHに関する登録や届出などの申請をECHAに行う場合の電子的な機能があります。

REACH-ITへの届出には、IUCLID5(International Uniform Chemical Information Database)というソフトウェアを活用して行うことができます。IUCLID5はREACHに従った登録一式文書や届出に必要な文書を作成し、またこれらのデータを現場で管理することが可能なツールです。
 IUCLID5はECHAのwebサイトからダウンロードして入手することができます。随時バージョンアップされ、機能が追加されていますので、最新のバージョンをダウンロードしてご使用ください。2011年3月19日現在の最新バージョンは5.3となっています。

4.届出の期限

成形品中のSVHCの届出の義務は、対象物質がCandidate List(認可対象候補物質リスト)に収載された日から6カ月後に効力が発生します。ただし、2010年12月1日以前に収載されたSVHCの届出は、2011年6月1日までに行う必要があります

5.その他の留意事項

また届出義務の有無に関わらず、SVHCが成形品中に重量比0.1%を超える濃度で存在する場合には、成形品の安全な使用に関する情報を、貴社の提供する成形品の使用者である川下企業へ提供する義務の対象になります。
 また、消費者の要求があれば最低限関連する物質名を含む、対象となる成形品の安全な使用を可能にする十分な情報を消費者に、要求を受けた日から45日以内に無償で提供する必要があります。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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