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ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.260
弊社は理化学機械装置をEUに輸出しています。装置には、発がん性1に分類される物質を0.2%含有する部材を使用していますが、CLP規則の分類の届出は必要でしょうか?

A.260

CLP規則39条で、届出義務については以下のように規定されています。

  1. (1)REACH登録対象物質(取扱数量が年間1t以上)であり、EU域内に上市される「物質」
    (REACH登録文書の一部としてCLP 規則に基づく分類・表示の内容が既に提出されている場合は不要)
  2. (2)CLP規則に基づき危険有害性として分類され、EU域内に上市される「物質」
    (取扱数量にかかわらず必要=年間1t未満でも必要)
  3. (3)CLP規則もしくは指令1999/45/ECにおいて危険有害性と分類される濃度限界値を超える濃度で上市される「混合物中の物質」
    (混合物自体が危険有害性でない場合は、その成分が危険有害性物質であっても届出不要)

上述の(2)と(3)は、物質と混合物に対して分類の届出義務を課していますので、ご質問の貴社が輸出する装置(成形品)内に含まれる物質には適用されません。

なお、CLP規則の分類の届出は、REACH規則で登録または届出をしている場合は、CLP規則による届出は必要ありません(CLP規則40条1項)。

他方、REACH規則では、成形品に含まれる物質に対しては7条1、2項により以下の登録および届出の義務があります。

  1. 通常および当然予見できる使用条件下で、その成形品から物質が意図的に放出されており、その物質が成形品中に製造者または輸入業者あたり年間1tを超える量で存在する場合、当該の意図的放出物質の登録が必要となります。
  2. 成形品中にSVHCが重量濃度0.1%を超える濃度で存在し、製造者または輸入者あたり年間1tを超える量を取り扱う場合、当該SVHCの届出が必要となります。

ただし、上述の1、2のいずれの義務も、その用途で登録されている物質には適用されません(REACH規則第7条6項)。

まず、1のケースについて説明します。
 発がん性1の物質は、予備登録されていた場合には登録期限が2010年11月30日で終了しています。ご質問の内容から判断しますと、このような可能性はないと推察しますが、予備登録されていれば、登録により分類情報が提出済みとなっていますので、CLP規則による届出は不要です。

今後、年間1t以上になった場合、当該物質が登録されていて、その登録に貴社の装置への用途が含まれている場合は、改めて登録する必要はありません。
 一方、用途が含まれていない場合、あるいは登録されていない場合は物質の登録が必要で、CLP規則による分類の届出は不要です。

貴社製品については2のケースに該当する場合が考えられます。
 この場合、ご質問の発がん性1の物質が年間1t以下であれば、届出の義務はありません。年間1t以上で、当該物質がすでにcandidate-listに収載されている場合は、上述のとおり当該物質が登録済みであるかもしれません。この場合には、登録情報から用途がその登録に含まれているかを確認します。含まれていれば届出の義務はありません。含まれていなければ届出の義務があります。

なお、届出の期限は、2010年12月1日以前にcandidate-listに収載されている場合は2011年6月1日までに、2010年12月1日以降に収載された場合は収載後6カ月以内に届出が必要です。この場合、届出に分類の情報が必要です。ただし、登録の場合と同じく、CLP規則による分類の届出は不要です。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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