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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.257
TSCA(有害化学物質規制法)の適用についてですが、成形品、包装材、混合物は適用外になるのでしょうか。

A.257

TSCA(有害化学物質規制法)は、米国で製造または輸入される化学物質に対し、新規化学物質の場合の届出や必要に応じた制限等の措置、多量の既存化学物質の情報更新等を定めた米国の化学物質管理の中心的な規制です。

ご質問にあるTSCAの適用範囲について、混合物、成形品(梱包材)にわけてご説明します。

【混合物】

TSCAにおける混合物は、「2種以上の化学物質を組み合わせたもの」と定義されています。
 混合物への適用は、混合物それ自体はTSCAの適用範囲外ですが、混合物を構成する物質には適用されるため、REACH規則と同様の考え方といえます。

【成形品(梱包材)】

TSCAにおける成形品は、「製造物であって、特定の形状、デザインがあり、その形状、デザインが最終使用時に機能するものであって、最終使用時に化学組成が変化しないか、その変化が商業的な目的を有しないもの」と定義されています。
 成形品中に含まれる化学物質は、TSCAの適用範囲外として位置づけられていますが、インク等の意図的に放出される物質については適用されます。この点は、REACH規則と同様の考え方といえます。

なお、TSCAインベントリーの物質で、リスク管理のためにSNUR(重要新利用規則)に指定された物質があります。SNUR対象物質を商業目的で、製造・輸入・使用する場合には、その化学物質に関する要件を順守する必要があります。その要件を満たせない場合は90日前までに重要新規利用届(SNUN)を提出する必要があります。

混合物、成形品(梱包材)に関する現行のTSCAの規定は以上のとおりですが、2010年4月(上院案)、7月(下院案)に、TSCA改正案が公表されました。
 両案は、細かな点で差異もありますが、大きな方向性は同一です。現在、審議が続けられています。改正案の成立は来年以降になるものと思われます。現状の改正案を見る限り、混合物や成形品に対する適用範囲が変更される可能性があることが示されています。改正による企業への影響は大きいものと想定されます。そのため、改正の動向についは継続して、注意いただくことが必要と考えます。

なお、改正案の概要については、以下のコラムをご参照下さい。
 ●TSCA改定の動きと改定案の概要(1)
 ●TSCA改定の動きと改定案の概要(2)
 ●TSCA改定の動きと改定案の概要(3)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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