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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.251
川上企業に鉄鋼材のSVHCの含有調査を依頼したところ、鋼材検査証明書(ミルシート)ならば提出できるとの返答でした。ミルシートを基にしてSVHCの含有判定はできるのでしょうか?

A.251

現在、REACH規則で規定している認可候補物質(SVHC)は、38物質となっておりCandidate Listに収載されております1)。また、2010年8月30日付けで11物質の提案がなされ、2010年10月14日まで意見募集されております2)
 これまでに特定されたSVHCや提案されている候補物質については、これらの物質の化学組成、特性、用途例3)や鉄鋼材の製造法から、ご質問の鉄鋼材には成分として使用されたり、混入することはないと考えられます。

一方、今後、SVHCは順次追加されます。鉄鋼材の成分元素がSVHCとして特定されることは考えにくいのですが、万が一RoHS指令やELV指令で含有規制されているような金属(例えばPb)がSVHCとして特定された場合は、鋼材検査証明書(ミルシート)は判断材料に使えるのではないかと考えます。
 ミルシートは、鋼材メーカーが規格の指定された鋼材を受注した場合に、その製造結果が指定された規格などの要求事項を満たしていることを証明する書類のことです。
その記載内容は、商社名/需要家名、契約番号、商品名、証明書番号などの一般事項と、寸法、員数、質量、検査番号、めっき量(表面処理品の場合)、引張試験値、化学成分(5元素:C(炭素),Si(シリカ),Mn(マンガン),P(リン),S(イオウ)の重量比率などです。
 JIS規格に定められている鉄鋼材の製品では、上記5元素に加え鋼材の種類によってはCu(銅)、Ni(ニッケル)、Cr(クロム)などもJIS規格として定められており、ミルシートに記載されています。
 また、メーカーではJIS規格で定められていない化学物質を定めて自主的に含有量分析を実施しミルシートに表示しています。例えば、あるメーカーでは、JIS規格で定めて分析している物質(C,Si,Mn,P,S,Nb(パナジウム),V(バナジウム))、製造仕様により定めている物質(Cu,Ni,Cr,Mo(モリブデン),Pb(鉛),Sn(すず))、その他独自に定めている物質や顧客との契約に基づいて分析対象の物質を定めています。
1)http://echa.europa.eu/doc/press/pr_10_12_candidate_list_20100618.pdf
2)http://echa.europa.eu/doc/press/pr_10_16_svhc_consultation_20100830.pdf
3)http://echa.europa.eu/consultations/authorisation/svhc/svhc_cons_en.asp

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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