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ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.233
中国のGHSラベルに企業情報として24時間対応の電話番号を記載しなくてはならないと聞きました。国連GHSにはそのような要求はないと思います。ラベルへの記載は必須事項でしょうか。また、他社は24時間対応を行っているのでしょうか。

A.233

中華人民共和国国家標準の化学品安全ラベル作成に関する規定(GB15258-2009 )でラベル要素としてつぎを規定しています。

「4.2.6 サプライヤーに関する標識」
 サプライヤーの名称、住所、郵便番号、電話など。
 「4.2.7 応急手当時の問い合わせ電話」
 化学品生産者から提供する、あるいは生産者から依頼される化学事故に24時間対応する問い合わせ電話を記入する。国外から輸入した化学品の安全ラベルにおいて、中国国内の化学事故に24時間対応する問い合わせ電話が少なくとも1つあるべきである。
 このように、GB15258で24時間対応電話番号の記載要求があります。

国連GHS文書(パープルブック)では供給者情報について以下の規定をしています。
(1)SDS の作成のための必要情報
●A4.3.1.4 供給者の詳細
供給者の名称、省略のない住所、電話番号をSDS に記載すべきである。
●A4.3.1.5 緊急電話番号
すべてのSDS には緊急時情報提供を記載すべきである。作業時間(例えば月曜日から金曜日、午前8時から午後6 時、あるいは24 時間営業)などのあらゆる制約、または特定情報の限界 (例えば医学的緊急事態、または輸送緊急事態) など何らかの制約がある場合、明確に記述すべきである。
(2)GHSラベル
●1.4.10.5.2 (e) 供給者の特定GHSラベル
物質または混合物の製造業者、または供給者の名前、住所および電話番号をラベルに示すべきである。
   (引用 GHS関係省庁連絡会議翻訳 GHS文書改訂第3版(2009年7月))

国連GHS文書では、GHSラベルへの緊急電話番号記載要求はありません。
 JIS Z 7251(GHS に基づく化学物質等の表示)4.3(f)では、「物質又は混合物の製造業者名又は供給者名をラベルに表示しなければならない。また,所在地及び電話番号をラベルに示すことが望ましい。さらに緊急時連絡先についても記載してもよい」となっています。「記載してもよい」は、「記載すべきである」というやや強い意味も含まれています。
 GB15258の前言で「本標準は国際連合が発行した『グローバル化学品統一分類とラベル制度』(GHS、第二改訂版)に相応し、それとの一致性が同等ではない」としています。
 各国とも、国連GHS文書を基本として国内GHSを制定していますが、「各国はそれぞれのシステムにGHSを部分的に採用することができる「Building Block Approach」が認められています。ただし、「GHSを適用実施する場合は、分類、表示システムに一貫性を維持しなければならない」という制約は課しています。
 このように、国連GHS文書と各国のGHSは微妙な差異があります。
 GB15258の4.2.7応急手当時の問い合わせ電話の強制度ですが、前言に「本標準の4.1、4.2、4.3、5.1、5.2、5.4.1、5.4.2は強制事項で、ほかの条項は推薦事項である」とありますので、4.2.7の24時間応対電話番号は強制事項と解釈できます。
 GB15258は2009年6月21日発行、2010年5月1日実施で、義務が発生したばかりで、各社の具体的な対応状況は入手していません。24時間電話応対は経費がかかり対応に苦慮するところです。インターネットなどで調べてみますと、24時間対応の代行を行う会社もあります。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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