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ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.223
REACH規則の付属書XVIIに掲載される制限物質の数は、58から1つ追加されて59物質になるのでしょうか?

A.223

従来、制限に関する規定(ある危険な物質、調剤および成形品の製造、上市および使用の制限)は「指令76/769/EEC」により定められており、「ジクロロメタン物質の制限規定」に関しても、2009年5月6日に76/769/EEC改訂で収載されました。

しかしその後、2009年6月26日に公布されたREACH規則附属書XVII修正に関する委員会規則(EC) No 552/2009により、「2009年6月1日をもって、指令76/769/EECがREACH規則Annex XVIIに置き替わる」ことが通知され、制限に関する規定が引き継がれています。しかし、その時点ではご質問の「ジクロロメタン物質の制限規定」などのいくつかの規定は、付属書 XVIIに引き継がれないままになっており、制限物質は58物質が記載されました。

その後2010年3月31日に公布された委員会規則(EU) No 276/2010で附属書XVIIは「危険な液状の物質/混合物」(No3)と「有機すず化合物」(No20)の制限条件の追加や、ご質問の「ジクロロメタン物質」(No59)が制限物質として追加され、59物質となりました1)

今回追加された物質は、ジクロロメタン(Dichloromethane  CAS No 75-09-2  EC No 200-838-9)であり、以下の通りペイントリムーバ(塗装剥離剤)としての上市・流通および使用を制限するものです。

  1. ジクロロメタンを重量比0.1%以上含むペイントリムーバは、2010年12月6日以降は一般消費者向け、業務用ともに新たに上市することが原則として禁止されます。
  2. ジクロロメタンを重量比0.1%以上含むペイントリムーバは、2011年12月6日以降は一般消費者向け、業務用ともに市場に流通すること自体が原則として禁止されます。
  3. 本業として塗装剥離を行う企業およびその労働者、自営業者は、2012年6月6日以降はジクロロメタンを重量比0.1%以上含むペイントリムーバの使用が禁止されます。

また、加盟国ごとに資格制度などを整備し、安全な取り扱い環境を確保した上で、当該ペイントリムーバの限定的な使用を認める可能性も示唆しています。

なお、制限条件や制限対象物質は今後も改正されたり追加されたりしますので、ECHAから発表されるREACH規則附属書XVIIに関する更新情報は定期的に確認することをお奨めします。

最近ではNo42の短鎖塩化パラフィン(SCCPs)の見直しをする官報が出ています。

更新情報は官報(Official Journal of the European Union)で公示されますが、欧州化学品庁(ECHA)のウェブサイト「Registry of intentions for Annex XV dossier」でも確認できます。

1)http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2010:086:0007:0012:EN:PDF

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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