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ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.193
弊社は成形品メーカーで物質や調剤は扱いません。REACH規則附属書XVIIの制限物質について制限58物質の制限条件を調べてみると、「上市される物質及び調剤において・・・・」という表現で記載されている制限物質が多くあり、これらには成形品(アーティクル)の制限が記載されていません。このような制限物質は、成形品については規制がない、つまり仮にこの制限物質が含まれていても問題ないと判断できるのでしょうか?

A.193

REACH規則附属書XVIIの制限物質の制限条件は、個々の物質ごとに細かく規定されています。ご質問の「上市される物質及び調剤において・・」だけの制限条件の場合には、ご指摘の通りREACH規則附属書XVIIでは、上市される「成形品」については制限されていません。

ただし、成形品への使用が本附属書で制限されていなくても、他の法令で成形品への使用が制限・禁止されている化学物質がありますので注意が必要です。

例えばREACH規則附属書XVIIでは、炭酸鉛、硫酸鉛が制限物質として、塗料成分としての使用が制限されています。他方、電気・電子機器(RoHS指令)や自動車(ELV指令)の部品には、除外項目は設けられていますが、均質材料中に鉛元素成分として1000ppm以上含有することが禁止されています。

REACH規則附属書XVIIでは、子供用玩具への0.1%以上フタル酸エステル類を含有することを禁止しています。他方、玩具指令では、REACH規則附属書XVIIでは制限されていない多くの化学物質も含有が制限・禁止されています。詳細については、2009年9月25日付けコラムおよび10月16日付けコラムを参照下さい。

なお、REACH規則の附属書XIVにリストされる認可対象物質については、物質あるいはこれを含む混合物注)のEUへの輸出には認可取得が必要となります。他方、現時点では日本で製造された認可対象物質を0.1%以上含有する成形品については、届出・情報提供の義務があります。しかし、将来その物質のリスクが大きい場合には、それを含有する成形品については制限(禁止)とされる場合があります。
 注)CLP規則の発効により、「調剤」は「混合物」に名称が変わっています。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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