Q&A
Q.182
成形品中のSVHCの0.1wt%の濃度計算について、分母は成形品の全重量を使うことになっていますが、それが修正されるかもしれないと聞きました。その後の動きはどのようになっていますでしょうか?
A.182
2009年7月23日にECHAから、「成形品中の物質に関する要求事項のガイダンス」のコンサル用の「ドラフトVer.2.0」が公表されています(詳細は以下のサイトをご参照ください)。
http://guidance.echa.europa.eu/docs/guidance_document/guidance_sia.PDF
このドラフトにおいては、ご質問の「成形品中のSVHCの0.1wt%の濃度計算について、分母は成形品の全重量を使う」という部分については、修正中として、後日コンサルに付されるということになっています。
すなわち、「成形品中のSVHCの濃度計算について、分母は成形品の全重量を使う」ことに関しては、2008年5月に出されたガイダンスに「EU加盟国であるオーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、スウェーデンの6カ国から異議が唱えられ、ガイダンス文書中の当該個所に関しては、これら加盟国に支持されていない」という注釈が付けられておりました。これに沿って修正される可能性は否定できません。
したがって、企業としての対応の方向性としては、近い将来、成形品中のSVHCの濃度計算について、成形品中の異なる部品ごとに閾値が適応されることを想定して対応を考えておかれることをお勧めします。
関連事項について
Q&A148および本年8月7日付コラムもご参照ください。
2009年8月28日更新
当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。



