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ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.166
弊社は、欧州の販社を経由し域内へ継続的にアーティクルを販売しています。第7条2項では、(a)SVHCが生産者または輸入者あたり1年間で合計1tを超える、(b)アーティクル中で0.1wt%を超える、の両条件に該当する場合届出が必要と定められています。そこで、アーティクルの届出条件の1つである、SVHC年間1tの算出起点について以下の2点を教えてください。
質問1:現在特定されているSVHC15物質に関しては、ECHA公表の「(1)2010年12月1日以前に特定されるSVHCについては、2011年6月1日以前に届出(Q135の回答より)」に該当すると思いますが、年間1tの算出起点は、いつの時点からになるのでしょうか(継続的に販売している製品は、SVHCが特定される以前から域内で販売しています)?
質問2:同様に、ECHA公表の「(2)2010年12月1日以降に特定されるSVHCについては、特定された日から6カ月以内に届出(Q135の回答より)」において、年間1tの算出起点は、いつの時点からになるのでしょうか?

A.166

REACH規則第3条(定義)30項によると、「年間(per year)」とは、別に記述されない限り一暦年を指し、t数の算出基準は1月1日から12月31日の1年間になります。また、少なくとも3年連続で輸入され、製造された段階的導入物質の場合、「年間」の量は、直近の連続した3年間の平均生産量、もしくは輸入数量に基づいて計算されなければならないとなっています。

このように対象物質が非段階的導入物質(年間とは一暦年)か、段階的導入物質であるかによって「年間」の量の計算方法が異なります。

なお、非段階的導入物質のt数は、届出の暦年(1月1日から12月31日)の間に、その年に予測される製造かつまた輸入量となります。

したがって、質問1の年間1tの算出起点は、REACH規則で届出に関するt数算出方法が特に記述されていないため、届出の年の1月から12月になり、算出起点はその年の1月1日です。また、t数は予測量になります。
  貴社がアーティクルを3年以上継続的に販売しているとすると、そのアーティクル中の届出物質が段階的導入物質であれば、2011年に届け出る場合は、2008年1月から2010年12月までの3年間の平均が必要となり、2008年1月1日が算出起点になります。

質問2については、特定された日から6カ月以内の届出が属する年の1月1日が算出起点となります。
  段階的導入物質の場合は、質問1と同様、届出の属する年の3年前の1月1日を起点とした3年間の平均t数となります。

SVHCの15物質に関する情報として、2009年1月14日に、附属書XIVに掲載される認可の対象となる物質の勧告のドラフトが発表されました。2008年発表されたSVHC15物質のうち、7物質が勧告されています。2009年4月14日締め切りで、パブリックコメントが募集されました。このパブリックコメントと加盟国の意見を考慮して、ECHAは勧告のドラフトを修正し、ECHAから勧告の最終決定が欧州委員会に提出されます。
  そのほかの8種類の候補物質は、今回の勧告物質に入りませんでしたが、次回以降に認可リストに入れるか検討されることになります。

詳しくは、2009年1月23日付コラム「ECHAからの最近の発表から〜附属書XIVに掲載の認可対象となる優先物質の勧告ドラフトの発表〜」を参照してください。

なお、物質が附属書XIVに掲載されると、候補リストから除かれるという情報がありますが、明確な当局の文書で確認できていません。これが確認された場合、情報提供の義務や1t以上の届出義務について新たな議論になりそうです。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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