ここが知りたいREACH規則

ここが知りたいREACH規則

EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介

Q
2009年3月13日更新
Q.157 日本国内でポリマーメーカーより高分子A(モノマーB、C、Dからなる)を購入。その高分子Aの表面処理(E剤)を行ったもの(製品F)について登録を考えています。国内ポリマーメーカーはモノマーB、C、Dを登録済みです。この場合、弊社は表面処理剤Eの登録を行うべきなのか、製品Fの物質としての登録を行うべきなのか、いずれでしょうか。 当方としては、製品Fを登録したいと考えているのですが、このようなケースでも高分子則が適用され、表面処理剤E剤のデータ提示も必要となるのでしょうか。なお、高分子Aと表面処理剤Eとは、次のように反応させます。
1.E剤は表面処理剤として使用。E剤は高分子Aと反応します。しかし、E剤が一分子単位で反応するので、REACHの考え方では重合にはならないと考えます。
2.E剤は高分子Aに反応させます。重量比で、高分子A:100に対してE剤:10の割合で反応。
3.まだ、実績はありませんが、100t/年を見込んでいます。

製品Fはポリマーであり、この場合Eはたとえ自身が重合していなくてもポリマーの構成要素となっています。そして、製品F中のEの含有量は、ご質問の説明文中にありますように、重量比で、高分子A:100に対してE剤:10の割合で反応することから、10%と判断されます。

この場合、REACH規則の第6条(3)に照らし、貴社は、ポリマーF中のモノマー(2wt%以上かつ年間1t以上) を登録する必要があります。実際の登録行為は、EU域内における貴社製品の輸入者もしくはEU域内で貴社が契約した唯一の代理人になります。

貴社は、製品Fの登録を希望されておられますが、REACH規則では、ポリマーそのものは登録の対象となっておりません。したがって、製品Fは登録することができません。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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