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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

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Q.145
弊社は川中企業にあたりリストされたSVHCの情報伝達義務があるのですが、10月28日付けでリストされたHexabromocyclododecane and all major diastereoisomers identified;alpha-hexabromocyclododecane,beta-hexabromocyclododecane,gamma-hexabromocyclododecaneについて質問します。Supporting documentation によればHexabromocyclododecaneとしてCASNo.が2種類存在し、かつ3種類の異性体のCAS No.も記述されています。弊社としては5種類の物質として情報を伝達しなければならないのでしょうか、それともほかの解釈があるのでしょうか。

A.145

ご質問のHexabromocyclododecane(ヘキサブロモシクロドデカン、以下HBCDD)について、Supporting Documentに従って整理して考えてみます。

この文書の中で、HBCDDのCAS No.の2種類のうち、CAS No.25637-99-4は異性体の組成が特定されていない物質、CAS No.3194-55-6については異性体の組成が特定された物質となっています。主な異性体には、3種類の異性体についてCAS No.が付されています。

前者については、異性体組成は特定されていませんが、これらの3種類の異性体からなる物質と考えられます。
 製造者・輸入者により、異なるCAS No.を使用しています。

なお、下記3種類の異性体は、臭素の立体配置が相違しています。

  • CAS No.:134237-50-6 α-HBCDD
  • CAS No.:134237-51-7 β-HBCDD
  • CAS No.:134237-52-8 γ-HBCDD

製造条件により、これら3種類の組成に相違はあるようですが、一般的にはα-HBCDDとβ-HBCDDが3-30%、γ-HBCDDが70-95%の組成とされています。

市販のHBCDDについては、異性体の組成が特定されているか、いないかで、それぞれCAS No.(EC No.)が付与されていますので、提供される情報のCAS No.(EC No.)を伝達すればよいと考えます。

日本国内では、HBCDDは化学物質の審査に関する法律(化審法)の第一種監視化学物質に指定されているため、国は製造・輸入数量の実績を把握し、さらに合計1t以上の化学物質については、物質名と製造・輸入数量を公表することになっています。
 したがって、貴社が川下企業に適切な情報を提供する際には、川上企業が化審法に則った適切な手続きを施しているか、事前に確認することが妥当と考えられます。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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