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ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.131
輸出工業包装(梱包)を行う企業です。顧客の製品を輸出する際、樹種や時季により包装木材を防かび剤溶液に浸したり、噴霧したりする場合があります。また、製品の錆を防ぐために気化性防錆剤を塗布した包装紙を使用することが多々あります。さらに、シリカゲルなど吸湿材も多用しますが、1プラントで1tを超える場合はほとんどありませんが、時にはその可能性もあります。包装業者として、いったいどのように対応したらよいでしょうか。

A.131

1.包装木材に防かび剤溶液を使用する場合

包装はREACHでは、成形品と認識され規則の適用を受けます。「包装または、包まれた物質、調剤、または成形品の製造/輸入業者は別の成形品と同様にその包装のための同じ要求を満たさなければならない」とされます。詳しくは「Guidance on requirements substance in articles」をご参照ください。

それら包装木材に防かび剤溶液を噴霧などする場合、包装材の主機能は輸送中および保管中いずれの危害からも対象物を保護することであり、防かび剤溶液使用に関しては、かび防止という付属機能ととらえられ、意図的放出と認識されると思われます。したがって、以下の条件を満たすときに、登録対応が必要になります。
(1)意図的に放出される物質が成形品中に、年間に1生産者または輸入業者あたり1tを超える量で存在する。
(2)成形品におけるその用途が登録されていない。

2.気化性防錆剤を塗布した包装紙の使用について

こちらも意図的放出と認識されると思われます。おそらく製品(成形品)に使用されると思われますが、気化しながら防錆効果を発揮する場合、その機能は成形品に関する付属機能と認識されます。したがって、上記同様の対応が必要になると考えられます。

3.吸湿材について

シリカゲルなどの吸湿剤を使用されるとのことですが、シリカゲルを入れて輸出する場合、現実には、シリカゲルパックとして利用していると思います。シリカゲルを乾燥用パックに用いる場合の、考え方についてはQ&A106で詳細に説明していますが、ガイダンス文書の判断基準に沿えば、成形品と考えることができます。

この場合は、登録は必要がありません。また、万が一、物質・調剤に判断される場合、購入先で予備登録されていれば、貴社には予備登録の義務はありません。念のため、購入先でシリカゲルを予備登録されるているか確認されることをお勧めします。

また、シリカゲルには、インディケーターとして塩化コバルトを加えた青色のシリカゲルがあります。塩化コバルトは、届出対象となるSVHC15物質に特定されました。この内容については、2008年8月15日のコラムにより詳しく説明していますので、こちらをご参照ください。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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