ここが知りたいREACH規則

ここが知りたいREACH規則

EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介

Q
2008年6月30日更新
Q.87 Q.66の回答に、「なお、輸出量が1t未満であれば登録の必要はありません。」とありますが、輸入者がほかの輸出量1t未満のEU域外事業者からも、同物質を輸入していて合計輸入量が1t以上に達している場合は、どうなりますか?

REACH規則では物質、調剤および成形品に含まれる物質の登録義務を負うのはEU域内の製造者もしくは輸入者です。すなわち、同じ物質をEU域外の複数企業からEU域内の企業が輸入した場合、その物質の登録トン数はその合計トン数となることを意味します。

例えば、EU域内のA社が、同じ物質をEU域外企業B社から0.6t、EU域外企業C社から0.7t輸入しているとします。この場合、A社の輸入量は合計 0.6+0.7=1.3tとなりますので、A社は1.3tとして登録する必要があります。この場合、A社は登録に必要なデータ類を、輸出元のB社、C社に要求してくることが考えらます。

他方、B社、C社のいずれかが、例えばB社が唯一の代理人などにより、この物質を登録している場合は、A社の登録対象となるトン数は0.7tですので、A者の登録義務はないことになります。この場合、A社は、B者の川下ユーザーの位置付けになります。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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