ここが知りたいREACH規則

ここが知りたいREACH規則

EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介

Q
2008年6月30日更新
Q.78 REACH規則では高懸念物質(SVHC)が決められ、成形品にSVHCを含有する場合、供給先や消費者に情報提供をしなけければならないと聞きました。SVHCにはどのような物質が該当しますか?どこを見れば分かりますでしょうか?

高懸念物質(SVHC)のクライテリアはREACH規則58条にあり、次の定義によります。

  • 指令67/548/EECに従って発がん性区分1または区分2の分類基準に該当する物質
  • 指令67/548/EECに従って変異原性区分1または区分2の分類基準に該当する物質
  • 指令67/548/EECに従って生殖毒性区分1または区分2の分類基準に該当する物質
  • 本規則附属書XIIIに定める基準に従って難分解性、生体蓄積性および毒性を有する物質
  • 本規則附属書XIIIに定める基準に従って、極めて難分解性で高い生体蓄積性を有する物質
  • 内分泌かく乱性を有するか、または難分解性、生体蓄積性および毒性を有するか、または極めて難分解性で高い生体蓄積性を有するような物質であって、dまたはeの基準を満たさないが、aからeに列記したほかの物質と同等レベルの懸念を生じさせるような、人または環境に対する深刻な影響をもたらすおそれがあるとの科学的証拠があり、かつ第59条に定める手続きに従って個別に特定される物質

指令67/548/EECの付属書Iには、「がんを引き起こす恐れがある R45」に分類された物質として、dimethylcarbamoyl chloride(Cas No.79-44-7)やN,N-dimethylhydrazine(Cas No.57-14-7)などがあります。REACH規則58条のクライテリアa、b、cに該当す物質は、67/548/EECの付属書Iで確認できます。下記からダウンロードできます。

http://ecb.jrc.it/classification-labelling/search-classlab/

REACH規則58条のクライテリアd、e、fの物質は、2008年秋に最初のリスト(案)が出るまで確認できません。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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