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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.72
EUでは、RoHS指令、REACH規則など、化学物質規制があると聞いていますが、販促ツール(ミニチュア、ラジコンからボールペンにいたるまで多種多様)もこれらの規制の対象になりますか?基本的に商流は製品と同じです。

A.72

EUに上市する、商品・製品はRoHS指令、 REACH規則などの化学物質規制の対象となります。まず、上市の定義を明確にしておきます。

「上市する」の定義は、BERR(Department for Business, Enterprise and Regulatory Reform)のGovernment Guidance Notesの22 項に定義されています。有償、無償に関わらず第三者に渡すのが上市です。自己使用または特定の相手(第二者へのお土産)は対象ではなく、第三者に無料であっても渡す場合は上市と見なされます。商流で販促ツールが流通するとのことですので、第三者に渡ることになりますので上市とされ製品に関連する法規制の対象となります。

製品に対する法令としては、RoHS指令、ELV指令や玩具指令などがあります。

1.RoHS指令

RoHS指令の適用範囲は、EU域内に「上市する」、電気・電子機器(EEEと略す)です。WEEE指令の附属書1Aでの10カテゴリーのうち(8)と(9)を除外したEEEが規制の対象となります。BERRの附属書Bの「DECISION TREE」で判断します(例外や対象外製品あります)。規制内容は有害6物質(鉛、カドミウム、水銀、6価クロムおよびポリ臭化ビフェニル(PBB)とポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)難燃剤について、許容された(閾値)を超えて含むEEEを上市することを禁止しています。

販促ツールでよく利用される「ラジコン」、「電卓」、「ペンライト」「、白熱電球」などはRoHS指令の対象となります。

2.玩具指令(88/378/EEC)および危険な物質および調剤の上市と使用の制限に関する指令(76/769/EEC)

「販促ツール」は、玩具の対象となる可能性があります。玩具指令や危険な物質および調剤の上市と使用の制限に関する指令には、玩具に特定の化学物質を使用することを禁止しています。

玩具指令(2008年1月25日改正案が提案されています)では、14歳以下の子どもが遊ぶように設計され、または明らかに意図された製品に鉛や水銀などを含有することを禁止しています。最近は塗料中などの鉛が特に厳しく取り締まられていますので留意する必要があります。

危険な物質および調剤の上市と使用の制限に関する指令は、「公衆および危険な物質・調剤を使用する特定の人々、ならびに環境を保護し、人の生活の質の回復、維持、向上を図り、かつ加盟国間の規制の相違に起因する貿易障壁をなくすことを目的」として、PCBなどの製造することを禁止されている物質や、特定の用途に用途に使用することが禁止されている物質があります。特定用途の中には幼児が使用する玩具があり、それには可塑剤として使用される特定のフタル酸エステル類の使用が禁止されています。

3.REACH規則

REACH規則では、「データなければ、上市なし」として、「規定に従って登録しないときは、物質そのもの、調剤に含まれる物質または成形品に含まれる物質をEU内で製造または上市してはならない」と定めています。

「フェルトペン」、「芳香剤」や「塗り絵セット」などは成形品として扱われ、(1)成形品中の物質が製造者または輸入者あたり合計年間1tを超え、(2)成形品中の物質が通常および予想される使用条件で意図的に放出される、の条件を満たす場合は登録義務があります。予想される使用条件には、おもちゃであれば子どもが口でかじるなどが考えられます。

成形品の輸入者は意図的に放出する物質であっても、すでにその用途が登録されていれば、登録義務は除外されます。

以上のように、EU域内で「上市する」、「流通する」、「廃棄する」場合はすべての商品・製品に、何らかの化学物質規制の対象とる場合があります。商品・製品毎に規制を確認して、「遵守する」必要があります。それぞれの規制には対象外、例外および規制対象外品を定めていますので、確認をしてください。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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