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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.66
当社は物質XをEUへ直接輸出しています。また、第三国へ輸出したものが、調剤として使用されてEUへ輸出されています。このような場合、当社はREACH規則の予備登録や登録などをどのようにすればいいですか?

A.66

1.貴社が製造し直接EUに輸出している物質Xについて

ご質問の内容をREACH規則に照らして整理すると、以下のようになります。

REACH規則では、輸入量または生産量が年間1t以上の物質の登録は、EU域内の輸入者か製造者に登録の義務があります。したがって、御社の物質XのEUへの輸出量が1t以上であれば、貴社関係の輸入者(EU所在)に登録の義務があります。

貴社がすでにEUへ輸出されている物質Xが段階的導入物質であれば、予備登録が可能です。年間1t以上であれば、予備登録しなければ、登録の期限猶予のメリットを受けられませんので、予備登録期間終了後は現状通り引き続き輸出できなくなります。予備登録は必須ではありませんので、直ちに登録することもできますが、2008年6月1日より12月1日の期間内に予備登録を行うことをお勧めします。貴社と輸入者と連絡を密にすることが肝要です。なお、輸出量が 1t未満であれば登録の必要はありません。

登録のトン数帯域の算出は、2004年以降継続して輸出している場合、連続する前3年間の平均値で求められ、当該年(暦年)の輸出量になります。したがって、2008年の輸入(出)量は2005年?2007年の合計量の平均になります。

登録者については輸入者、製造者のほかに、EU域外の製造者(例えば貴社)が指名する「唯一の代理人」制度があります。一般的に輸入者は、技術に関する情報や知識が不足することがあるので、輸入者の義務を果たすためにEU以外の製造者によってEU所在の法人また自然人を指名することができます。この場合には、唯一の代理人が登録を行い、輸入者は川下ユーザーと見なされます。この場合、貴社は輸入者に唯一の代理人を指名したことを連絡する必要があります。

2.第三国の調剤メーカーからEUに輸出されている御社製の物質Xについて

調剤に含まれる物質については、先に述べたのと同じく、調剤の輸入者に登録義務があります。
第三国で製造される調剤に含まれる物質(調剤ですから物質X以外の物質が含まれていると考えられます)が、やはり年間1t以上の場合には、調剤の輸入者に登録の義務があります。したがって、貴社としては調剤に含まれる物質Xとしての登録(予備登録を含めて)の必要ありません。しかし、物質の特定に関する情報提供は必要です。

他方、1項で述べました、貴社が物質Xを唯一の代理人により登録されますと(第三国の調剤メーカーとは関係なく)、貴社の物質Xを原材料として調剤を製造し、EUに輸出された調剤の輸入者は改めて貴社製の物質Xの登録は必要がありません。

登録には相応の費用がかかりますので、物質メーカーである貴社により物質Xが登録されていれば、貴社の物質Xを原材料としている調剤メーカー側は大いに助かります。このことにより、御社の物質Xが調剤メーカーなどに採用・使用されるチャンスが拡がることも考えられますので、唯一の代理人を指名した場合には費用はかかりますが、貴社の大きな強みとなる場合があります。

以上はEUのREACH規則に関してですが、御社がすでに第三国へ輸出をされているのですから、第三国との関係は現状通りで新たな対応は必要でないと考えられます。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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