本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

REACH検索

Q.62
REACH規則において、川下ユーザの要求により情報伝達の義務を負うのは物質、調剤のみで、成形品は関係ないのでしょうか。

A.62

REACH規則では、物質、調剤の安全性データシートの提供義務以外に、成形品に関する情報提供義務が設けられました。成形品のいかなる供給者も、成形品の受領者および消費者に対して、成形品に含まれる物質に関する情報伝達の義務があることになっています。以下において、この質問に関係します事項を説明していきます。

1.成形品の生産者または輸入者はいずれも、物質が成形品の中に生産者または輸入者当たりで合計して年間1tを超える量があり、以下の条件が満たされる場合には、成形品に含まれる物質の登録および届出が義務付けられています(第7条)。情報伝達の義務(第33条)では次のii.が関係します。

  • 物質が、通常のまたは予測可能な使用条件下で、意図的に放出されること。
  • 物質が成形品の中に重量比(w/w)0.1%を超える濃度で存在し、その物質が第57条の基準を満たし、かつ第59条(1)に従って特定されるとき。

ただし、第7条において、除外事項や適用時期が以下のように定められています。

  • 生産者または輸入者が、廃棄を含む通常のまたは予測可能な使用条件下で、人または環境への暴露を排除できる場合には、ii.は適用されない。そのような場合には、生産者または輸入者は、成形品の受領者に適当な説明書を提供しなければならない。
  • i.およびii.についてはその用途について既に登録されている物質には適用されない。
  • 2011年6月1日からは、第59条(1)項に従って物質が特定されてから6ヵ月後に、iiを適用する。

2.第57条の基準に適合し、かつ第59条(1)に基づき特定される物質が重量比(w/w)0.1%を超える濃度で含む成形品のいかなる供給者は、次のように成形品に含まれる物質に関する情報伝達の義務があります(第33条)。

  • 供給者に利用可能ならば、成形品の安全な使用を認めるのに十分な情報(少なくとも物質名を含む)を、成形品の受領者に対して提供しなければならない。
  • 消費者の求めに応じ、供給者に利用可能ならば、成形品の安全使用を認めるのに十分な情報(少なくとも物質名を含む)を、消費者に提供しなければならない。(消費者の)求めを受けてから45日以内に、無料で関連する情報を提供しなければならない。

3.「第57条の基準に適合し、かつ第59条(1)に基づき特定される物質」は「附属書XIVに含まれることとなる候補物質」であり、次のような物質です。

  • 指令67/548/EECに従って、(a)発がん性区分1または区分2、(b)変異原性区分1または区分2、(c)生殖毒性区分1または区分2、の分類基準にそれぞれ該当する物質。
  • REACH規則の附属書XIIIに定める基準に従って、(d)難分解性、生体蓄積性および毒性を有する物質、および(e)極めて難分解性で高い生体蓄積性を有する物質。
  • (f)内分泌かく乱性を有するか、または難分解性、生体蓄積性および毒性を有するか、または極めて難分解性で高い生体蓄積性を有するような物質であって、(d)または(e)の基準を満たさないが、(a)から(e)に列記したほかの物質と同等レベルの懸念を生じさせるような、人または環境に対する深刻な影響をもたらす恐れがあるとの科学的証拠があり、かつ第59条に定める手続きに従って個別に特定される物質。

なお、第59条では「第57条に記す物質の特定」についての手続が定められており、第59条(1)では、その手続きが「附属書XIVに収載されることとなる候補物質のリスト」を作成するという目的に適用されなければならないことなどが定められています。

[参考資料] REACH規則 環境省仮訳 <http://www.env.go.jp/chemi/reach/reach.html

中小企業の方を対象として、海外ビジネスに関する質問を無料で受け付けています。
中小機構「中小企業国際化支援アドバイス

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


このページの先頭へ