ここが知りたいREACH規則

ここが知りたいREACH規則

EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介

Q
2008年6月30日更新
Q.51 REACHにおける三国間貿易についてお尋ねいたします。日本で製造している物質について予備登録(あるいは登録)する予定です。この物質を、日本から直接EUへ、また、第三国で調剤に委託加工してからEUへ輸出しています。この場合、第三国からの輸出する分については、別に登録が必要でしょうか?EUへの輸出は、直接第三国からとなります。しかし販売は日本国にある会社が行います。

REACH規則では、サプライチェーンで登録されていることが必要です。貴社がどのような形で登録するかによります。

1. 貴社の輸出先が貴社の物質を登録し、第三国からの調剤の輸出先が貴社の物質の輸出先 (物質の登録者) と異なる場合

この場合は、EU域内では貴社の輸出先と第三国からの輸出先は同じサプライチェーンになりません。したがって、第三国からの輸出先でも登録が必要になります。

2. 貴社が唯一の代理人を使って登録する場合

REACH規則には、唯一の代理人制度が設けられています。この制度は、域外のメーカー(物質、調剤、成形品)が、契約によりEU域内に唯一の代理人を指名して登録するものです。

貴社が、唯一の代理人を指名してその唯一の代理人が貴社の物質を登録しますと、第三国からの調剤の輸出先は、登録する必要はありません。貴社の物質を使った製品のEU域内のすべての輸出先が、唯一の代理人の川下ユーザーとなり、輸出先においては登録の義務はありません。ただし、この場合、輸出先には、唯一の代理人を指名したことを通知する必要があります。

また、唯一の代理人は、輸入数量、販売顧客に関する情報、安全データシートの更新版の提供に関する情報を利用できるようにしていることが求められています。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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