ここが知りたいREACH規則

ここが知りたいREACH規則

EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介

Q
2008年6月30日更新
Q.43 EUにある現地生産拠点で鋼材、塗料などの生産材や切削油をEU域外から輸入し、製品を生産しています。上記の輸入品に対してREACH規制はどように適用されるのでしょうか。
例えば、現地生産拠点への生産材の輸入に関し、切削油や塗料などの「調剤」に対する登録・届出は輸入者として必要となりますか?何を登録・届出すればよろしいでしょうか?

REACH規則では、既存、新規を問わず、化学物質それ自身や調剤中の物質の登録が必要となります。

ご質問の鋼材、塗料、切削油はいずれもREACH規制で定義される調剤に該当すると思われます。

REACH規則で登録の義務を負うのは、EU域内の製造者、輸入者で、物質または調剤中の物質を1物質当たり、年間1t以上製造、輸入する場合に登録が必要となります。輸入の場合には、域外の製造者が輸入者に代わり、契約により、「域内で唯一の代理人」を使う方法も認められています。

以下に、ご質問に対する回答を以下に記載します。

  1. 登録する必要がある物質 ⇒ 鋼材、塗料、切削油に含まれる物質
  2. 登録義務のある輸入量 ⇒ 1物質当たり、1t/年以上 (1t/年未満の輸入量の場合は登録の必要なし)
  3. 登録の義務を負う人
    • 域外の製造者から委託された「唯一の代理人」がいる場合 ⇒ 唯一の代理人に登録の義務があります。
      (この場合、「調剤の輸入者」は、川下ユーザーとなり、登録の義務は生じません。)
    • 域外の製造者から委託された「唯一の代理人」がいない場合 ⇒ 調剤の輸入者が上記1および2に該当する調剤中の物質を登録する必要があります。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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