ここが知りたいREACH規則

ここが知りたいREACH規則

EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介

Q
2008年6月30日更新
Q.36 REACH規則関連の質問です。
(1)届出が義務づけられる物質として67/548/EECのCMRsのカテゴリ1または2、難分解性、高蓄積性がある物質のリストはどこから入手できますでしょうか。
(2)「RIPsの決定内容がそのままREACH規則となる」との理解をしておりますが、それでよろしいでしょうか?

(1)のご質問のCMRsのカテゴリ1または2、難分解性、高蓄積性がある物質のリストは、指令67/548/EECのANNEX Iから入手できます。現在、第29次の改正版が出されております。当該物質のリストは以下のURLから入手できます。
http://ecb.jrc.it/classification-labelling/search-classlab/

現在、指令67/548/EECは第30、31次の改正案が検討されております。このリストにも注意していただきたいと思います。

なお、認可の対象となる物質としての高懸念物質 (CMRs物質、PBT物質、vPvB物質) はREACH規則のANNEX XIVにリストアップされる予定ですが、現在は空の状態です。

2009年6月1日までにリストアップ作業を終えることになっており、2008年秋にはANNEX XIVに収載される候補物質の発表される予定と言われています。そして、2年ごとに見直すこととなっています。この認可対象候補物質が届出の対象になります。

(2)のご質問ですが、欧州委員会は、REACH規則に基づく要件を満たすための技術指針を策定し、REACH規則の適用前に製造者、輸入者、川下ユーザーなどが利用可能にすべく活動しています。

そこで、欧州委員会は、産業界、加盟国、製造者、輸入者などの利害関係者の協力により、具体的な義務を果たすための指針案やツールを開発することを目的とした「REACH実施プロジェクト(RIPs)」を立上げました。これにより、関係者は適切な技術指針の利用が可能となります。しかし、RIPsで出される内容は、指針であって、法的な決定事項ではありません。ガイダンスとして捉えて、REACH規則に沿って対応する必要があります。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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