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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.31
REACH規則の関連で、危険物(荷物)の運搬は対象外と聞いていますが、船舶に搭載される機器・装置などの取扱いについて、
(1)EU域内に寄港するが船籍は域外
(2)EU域向けに建造された船舶で、船籍も寄港もEU域内
(3)船籍にかかわらずEU域内でのみ運航
などの場合にも規制対象となるのでしょうか。また船舶の場合は対象外なのでしょうか。

A.31

REACH は化学物質を対象とした規制です。REACH in brief(2007年2月)環境省仮訳(Ver.2.0)によりますと、REACH規則では、

  • (1) 「成形品(例:車、繊維、電子チップなどの製品)に含まれる物質の登録は、特別なルールが適用されます。REACH は、通常及び予見可能な合理的状況で使用された場合に成形品から意図的に放出されるすべての物質について、成形品に含まれるこれらの物質が年間1t以上存在した場合、トン数の裾きりと情報の要求を含めた通常のルールに従って登録を要求します。」

  • (2) 「加えて、すべての非常に懸念の高い物質(化学物質庁によって作成される認可のための候補物質のリストに記載される)を成形品中に0.1 重量%以上含み、年間1t以上になる場合、...化学物質庁に届けなければなりません。」

となっています。ただし、生産者または輸入者が、廃棄を含め、通常のまたは合理的に予見できる使用条件において、人または環境への曝露が排除できる場合には、(2)は適用されません。ここで"合理的に予見できる使用条件" については、例えば、突然の戦争や紛争、あるいは予期していないような災害などが起こった場合を反対に"合理的に予見できない使用条件"と想定しているのかもしれません。今後の論議や当局の発表が待たれます。

ご質問の件ですが、船舶や船舶に搭載される機器・装置はREACH規則において成形品として扱われると考えられます。船舶や船舶に搭載される機器・装置をEU内で製造(上市)する場合、あるいはEU内に輸入する場合は成形品としてREACH規則の対象となります。

船舶に搭載される機器・装置の取扱いについては以下のように考えられます。

1.「搭載された」機器・装置が船舶の附属設備の場合

船籍がEU内の場合、船舶に搭載される機器・装置はEU内で製造(上市)またはEUへの輸入の2つの可能性があります。この場合、成形品としてREACH 規則の対象となり、登録または届け出の義務が発生する場合があります。船籍および船舶の製造がともにEU外であれば、REACH規則の対象外となります。

2.「搭載された」機器・装置が荷物である場合

船舶に搭載される機器・装置が、EU内で製造(上市)またはEUへ輸入される場合は、成形品としてREACH規則の対象となり、登録または届け出の義務が発生する場合があります。

なお、危険物(荷物)については、REACH規則の前文(10)に、海路や内水路などによる危険な物質や危険な調剤の輸送は、特定の法令がそのような輸送に適用されますので、REACH規則の適用範囲から除外されるべきとなっています。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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