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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

REACH検索

Q.28
機械加工に使用する油をEUに輸出していますが、REACH規則の登録に際して油の成分もデータが必要なのでしょうか?

A.28

EUへ化学物質を輸出する場合は、その物質が登録されていなければ、販売することはできません。
 REACH規則での物質の登録の要件は以下のようになっています。

1暦年あたり、物質または調剤中の物質を1t以上製造または輸入する、製造業者または輸入業者は、下記の情報を揃えて欧州化学品庁に登録します。

  1. 製造・輸入業者のアイデンティティ
  2. 物質のアイデンティティ
  3. 物質の製造・使用に関する情報(暴露カテゴリーを含めることができる)
  4. 分類・表示
  5. 安全使用指針
  6. ANNEX VII〜XIの調査要約書
  7. CSRで必要な場合、ANNEX VII〜XIの生殖毒性などのリスク評価などローバスト調査要約書
  8. CSRのアセスメント
  9. 100t、1,000t以上の場合の追加試験提案
  10. 1〜10tの場合はANNEX VIによる暴露情報
  11. インターネットでの情報公開を拒否する場合はその根拠
  12. 完全調査報告書の要約の合法的所有し、その言及の許可
  13. 10t以上の場合はCSR

しかし、一般に機械加工に用いる油の製造に用いられる原料は単一成分でなく、また、製造工程では種々の反応が起こるために、多くの成分の混合物で、その組成や化学構造も明らかでないと承知しています。

すなわち、上記項目の2項の物質のアイデンティティが特定できないと考えられます。このような場合、「UVCB 物質;Substances of Unknown or Variable composition, Complex reaction products or Biological materials」として、その物質の特定と命名の方法について、「Guidance for identification and naming of substances under REACH」に解説があります。

それによりますと、製造の出発物質の源泉、名称およびプロセスで特定するとして、4種類のタイプに分類しています。その概要を下記の表にまとめました。

タイプ 出発物質 プロセス 具体例
UVCBタイプ1 生物由来 合成 カルボオキシセルロース
UVCBタイプ2 化学物質あるいは鉱物 合成 フォルムアルデヒドとジエチレングリコール、フェノールの反応性生物、石油製品
UVCBタイプ3 生物由来 精製 膵液抽出物(脱たんぱく化)
UVCBタイプ4 化学物質あるいは鉱物 精製 石油製品

(ただし、石油製品については、別途詳細な説明があります)

さらに、物質を特定するパラメーターとしては、一般的な化学組成、クロマトグラフなどのパターン、物理化学的な特性(例えば、沸点)、カラーインデックス番号などがあげられています。

また、機械加工油に、意図的に添加した物質(濃度が1%以上、ただしCMR、PBT、vPvBでは0.1%以上)が1暦年で1t以上になれば、その物質も登録する必要があります。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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