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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

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Q.27
当社は天然品の「松ヤニ」メーカーです。しかし米国から輸入している「松ヤニ」は処理がされています。REACH規則では、このような「松ヤニ」は天然品として登録不要と解釈できるでしょうか?

A.27

REACH規則では、年間1t以上製造または輸入する場合に登録が義務付けされていますが、登録義務が免除されている物質が、付属書IV、Vに掲載されています。

付属書IVには、その固有の特性により、最小限のリスクしか生じないという十分な情報があるとの理由で、登録が免除されている物質が掲載されています。

附属書Vには、その物質の登録が不適切であるか不必要であり、登録義務を免除しても、REACH規則の目的を侵害しないとの理由で、登録が免除されている物資が掲載されています。この中に、化学的処理されていない、天然に産出する物質が上げられています。ただし、67/548/EECで危険物に分類されないことが条件です(付属書IVとVは 2008年6月1日までに欧州委員会によって見直されますのでご注意ください)。

したがって、ご質問の「松ヤニ」は採取した時点では天然物で、登録の必要はありません。粉にするなど松ヤニの形状を変えるだけであれば、登録の必要はないと考えられます。しかし、その「松ヤニ」を利用するために、化学処理(chemically modified)をしてロジンなどを分離すると、それらは「物質」とみなされ登録が必要になります。化学処理の定義は難しいのですが、天然物の場合は不純物除去、純度アップなどに留意する必要があります。

なお、「物質」の定義は、以下のようになっています。

  • 自然状態または製造プロセスによって、得られる化学元素およびその化合物。
  • 安定性を確保するために必要な添加剤および使用されるプロセスに由来する不純物を含みます。
  • その物質の安定性に影響を与えずに、またはその組成を変えずに分離される溶剤は含みません。

野球で使用するロジンバッグのような成形品になると新たな義務もあります。ロジンバッグは炭酸マグネシウム、ロジンや石油系樹脂の混合物が詰められており、使用時に放出(意図的放出)されます。年間1t以上であれば成形品製造者も登録義務が生じます。ただ、その使用に対して登録されていれば、除外する規定があります。

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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