ここが知りたいREACH規則

ここが知りたいREACH規則

EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介

Q
2008年6月30日更新
Q.25 EINECSで1t以上の場合は予備登録が必要となっていますが、過去に新規物質の届出を行い、「エリンクス」に掲載されている物質に関しては、予備登録は不要と考えればよいのでしょうか?

REACH規則では、すべての化学物質について、年間1t以上上市する場合には登録することが義務付けられています。

この中で、EINECS(European Inventory of Existing Commercial Chemical Substances;1971年1月1日から1981年9月18日までの期間にEC域内に上市された約100,000種の化学物質リスト)に掲載されている化学物質、および指令67/548/EECにおいてノーロンガーポリマー(no-longer-polymers;1981年9月18日から1993年10月31日の期間に上市され、REACH発効前に届出されたみなされる物質)と定義される物質については、段階的導入物質として、2008年6月1日から12月1日の間に予備登録することによって、継続して上市することができ、下記に示すトン数帯によって定められている期限までに登録すればよいことになっています。

<予備登録した段階的導入物質の登録期限>

  1. 生産量(輸入量)が年間1,000t以上の化学物質、100t以上の R50/53物質、1t以上のCMR物質
    →2010年11月30日
  2. 生産量(輸入量)が年間100t以上1,000t未満の化学物質
    →2013年5月31日
  3. 生産量(輸入量)が年間1t以上100t未満の化学物質
    →2018年5月31日

ただし、予備登録をしなければ、上市前に登録しなければなりません。

他方、ELINCS(European List of Notified Chemical Substances;1981年11月以降にEC域内に届け出られ上市された届出化学物質のリスト、約3,000種)に掲載された化学物質は、REACH規則第24条で、指令67/548/EECによる届け出が登録とみなされ、化学品庁から2008年12月1日までに登録番号が与えられます。しかし、ELINCSにリストされていても、その物質を以前届け出た者でない限り、その物質をEC域内に上市しようとする新たな輸入業者または製造業者は登録をしなくてはなりません。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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