本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

Q&A

REACH検索

Q.16
EUのREACH規則において、「唯一の代理人」を任命する場合、EU全域で1代理人でよいのでしょうか。それとも、加盟国ごとに「唯一の代理人」を考えないといけないのでしょうか?

A.16

REACH規則においては、化学物質や調剤に含まれる化学物質の登録が義務付けられています。これらの義務を負うのは、あくまでもEU域内の製造者および輸入者です。貴社がわが国の化学品製造者であるとすれば、REACH規則に基づいた当該化学物質の登録はできません。言い換えますと、登録の義務はありません。

貴社製品をEUに輸出する場合、EU域内での登録の対応に以下の2つの方法が考えられます。

1つは、EU域内の貴社製品の輸入者に登録そのほか必要な手続を任せる場合です。もう1つは、ご質問にある「唯一の代理人」を活用する場合です。

一般的には、輸入者は登録手続や付帯して発生するREACH規則の技術的な対応などが十分でないことが予想されます。そこで、その対応方法として「唯一の代理人」の任命が考えられます。

まず、唯一の代理人とはいかなるものかについて以下にご説明します。

一般的には、前述したとおり、EUに製品を輸出する場合、REACH規則では、EU域内の輸入者が当該製品の登録などの手続を行う必要があります。

唯一の代理人 (only representative) とは、EU域外の製造業者がEUに物質、調剤、成形品などを輸出する場合にEU域内の業者を唯一の代理人として指定することができる制度です。この場合、「唯一の代理人」が貴社の立場に立って、REACH規則にかかわる貴社製品に関する物質などの登録そのほかの必要な手続や対応を実施します。当然のことですが、貴社は「唯一の代理人」に対してREACH規則順法やそのほか要求される事項に関する情報提供の義務が発生します。

この制度を活用するメリットは、輸入者にEU域内におけるREACH規則の対応を任せる場合に較べ、EU域内でのREACH規則対応が円滑に行われることや、不必要な情報漏洩が防御できることなどがあります。

また、この場合、貴社製品の輸入者は唯一の代理人の川下ユーザーとみなされ、登録そのほかの義務が免除されます。ご質問の任命する「唯一の代理人」の数ですが、登録は欧州化学品庁に行いますので、EU域内で1つの「唯一の代理人」でよく、加盟国ごとに任命する必要はありません。なお、唯一の代理人を任命した場合は、EUの輸入者に対してその旨を伝える必要があります。

中小企業の方を対象として、海外ビジネスに関する質問を無料で受け付けています。
中小機構「中小企業国際化支援アドバイス

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


このページの先頭へ