ここが知りたいREACH規則

ここが知りたいREACH規則

EUの化学物質関連規則を統合するREACH規則について紹介

Q
2008年6月30日更新
Q.14 REACH規則における登録情報は公開されるのでしょうか?企業秘密を守ることはできるでしょうか?

REACH規則では登録情報は、基本的には欧州化学品庁のウェブサイトに公開を前提としていますが、企業の営業秘密を守る方策も組み入れています。

具体的には、次のようになっています。
予備登録の情報については、2009年1月1日までに、予備登録の物質リストとして、

  • 物質名称、EINECS番号、CAS番号、もしあれば、そのほかのコード
  • 想定される登録期限とトン数帯

のみが公開されます。登録者に関する情報は公表されません。

登録された化学物質については、IUPACやEINECSの名称、物理化学的性質、分類とラベリング、急性毒性や感作性などの物質の安全性と環境の事項に関する情報、安全使用法などが公開されます。企業が営業秘密として申請した項目については、化学品庁が認めれば公開されません。
営業秘密情報とできるものとしては、

  • 調剤の正確な組成
  • 物質/調剤の正確な用途、機能や応用
  • 正確な生産量/販売量
  • 物質の商品名
  • 登録後6年間、指令67/548で危険と定義される非段階段階導入物質(新規に登録された物質)のIUPAC名
  • 生産者/輸入者とその川下業者の関係

などの項目があげられています。

なお、人の健康や安全、環境が脅かされるような緊急事態が発生した場合は、公開される場合があります。
コラム「REACHにおける情報公開」もご参照ください。

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。

情報提供:一般法人 東京都中小企業診断士協会

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