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REACH規則の基礎のきそ

Q7
成形品は、どのようなときに登録義務があるのですか?
A7

成形品にはつぎのような、登録または届出および情報提供の義務があります。

1.登録の義務:成形品中の物質が、以下の2つの条件に合う場合

  1. 製造者または輸入業者当り合計して年間1tを超える量で存在する。
  2. その物質が通常または当然予想される使用条件で意図的に放出される。

なお、意図的放出とは、放出が成形品の付随的機能に寄与するか、または放出が成形品の最終使用の機能に直接関係しない「付加価値」に寄与する場合を言います。具体的には、香りつき消しゴムの香り成分が意図的放出物質になります。

2.届出の義務:成形品が以下の条件を満たす場合

成形品に含まれる高懸念物質(SVHC:Substances of Very High Concern)がつぎの両方に適合する。

  1. そのSVHCが製造者または輸入者当り合計して年間1tを超える量である。
  2. そのSVHCの成形品中の濃度が0.1wt%を超えている。

ただし、通常の使用や廃棄の段階で、人や環境に暴露しなければ届出は必要ありません。

なお、そのSVHCが同じ用途でほかの企業により登録されていれば、1の登録と2の届出の義務はありません。

3.情報提供の義務

SVHCが0.1wt%を超える濃度で含まれる成形品を供給する場合は、供給先および消費者へ、成形品を安全に使用するための十分な情報(少なくとも物質の名称)を提供する必要があります。消費者から要求があった場合は、45日以内に無料で関連する情報を提供しなければなりません。