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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

コラム

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11.07.01

REACHにまつわる最近のニュースから(11)

1.SVHCと附属書XIV収載物質

前回の2011年6月10日付けコラムで簡単に紹介しましたが、2011年2月21日から意見募集が行われた認可対象候補7物質が、6月20日に正式にcandidate listに収載されました。この結果、candidate listに収載された物質(SVHC)は合計53物質になります。
 今回収載された7物質のうち、成形品に含有されて輸出される可能性のある物質は、candidate listに収載提案のレポートの用途例から推測しますと、#2、#3および#7は成形品に含有されて輸出される可能性がありますが、#3および#7については国内では製造されていないようです。
 また、#2の顔料もクロムの制限等から考えて殆ど使用されていないかと推測しています。懸念のある場合だけ調査を実施し、今回の収載されたSVHCについては不必要な調査をしなくてもよいと考えています。

表1 2011年6月20日にcandidate list収載のSVHC

表1 2011年6月20日にcandidate list収載のSVHC

また、2011年6月15日には、ECHAから附属書XIVに収載すべき認可対象とする13物質の勧告案に対する第3回の意見募集の発表がありました。今回の勧告提案物質も含めて、認可対象とする附属書XIV収載物質は、合計で27物質になります。すでに附属書XIVに収載された第1回の物質、これから収載が決定される第2回の勧告物質については、2011年3月4日付けコラム2011年5月6日付けコラムをご参照ください。
 今回の勧告物質は、クロム化合物類、コバルト化合物類になっています。今回の勧告案では、sunset dateについての提案はされていません。

表2 第3回の附属書XIV収載の勧告物質

表2 第3回の附属書XIV収載の勧告物質
2.成形品中のSVHCの濃度算出の分母の扱い

2011年4月22日付けコラムで、成形品中のSVHCの濃度算出の分母については、4月1日の公表されたガイダンスの内容を簡単に紹介しました。
 ガイダンスにおいては、欧州委員会の見解は従来の説明通り、複数の部品から構成される成形品は、成形品全体重量を用いればよいとされています。ただし、ガイダンスには、ECHA長官によるつぎのような内容の注意書きが添付されています。

「ガイダンスの読者様
 このガイダンスを読むに当っては、ガイダンスの最終コンサルテーションにおいて加盟国によってすべて支持されていないことにご注意ください。したがい、企業はある側面で異なった施行がされる可能性があります」

成形品全体の重量で算出することに反対していた7ヵ国の今後の対応にガイダンスでは注意を促していました。しかし、懸念する発表がありました。すなわち、反対する7ヵ国のうちフランスが2011年6月8日付け官報に、SVHCの濃度算出は成形品全体重量ではなく、「成形品と定義される構成部品単位で管理する」と発表しました。
 フランスの発表によりますと、フランスでは0.1%以上のSVHCを含有する部品ごとにSVHCの情報伝達が要求されることになります。他の6カ国が今後どのように追従するかわかりませんが、気になるところです。

(林 譲)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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