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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

コラム

REACH検索

10.12.17

REACH登録情報の公開

本コンテンツの2010年12月10日付けコラムでは、11月30日期限の登録に関連する情報が掲載されています。REACH規則では、登録された物質情報に関し、企業機密として認められたもの以外は、一般向けにインターネット上で公開するようになっています(第77条(2)(e)、第119条)。

ECHAは、2010年10月14日に登録ドシエ情報の公開(執行長官の決定)として、以下を発表しています。

その概要です。

  • 2010年12月1日以降に提出もしくは更新されたドシエ情報は、登録番号を割当てた後、登録者とのコミュニケーションなしで公開ポータル(the Dissemination Portal)に追加される。
  • 2010年12月1日以前に提出されている情報は、2011年3月1日付けで公開ポータルに追加される。企業は、3月1日以前にドシエを更新する機会が与えられる。
    2010年12月1日以前にドシエを登録したが2011年1月1日以後に登録番号を受取った登録者は、登録番号の割当て後、ドシエ情報が公開されるまで2カ月が与えられる。
  • テスト要求が含まれているドシエ情報は、登録番号割当て後できるだけ速やかに公開ポータルに追加される。もし、2010年12月1日以前に当該ドシエが登録されているなら、ECHAは、情報が公開ポータルに掲載される前に登録企業とコンタクトする。
  • 公表の観点から、登録者がすでにレビューもしくは更新を行っているドシエ情報は、遅延することなく公開ポータルに追加される。

登録されている物質の情報は、ECHAのウェブサイトで閲覧きます。

当該データベース(公開ポータル)においては、企業が製造もしくは輸入した物質のさまざまな情報、例えば危険有害性、分類と表示および安全な使用方法などを見出すことができます。データベースで利用できる物質情報は、企業が提出する登録ドシエの数量が増えればその分増えていきます。

ECHAは、データベースの内容に関する情報についてQ&Aを提供しています。

以下に当該Q&Aの内容を紹介します。

1. ECHAがこの情報を利用可能とする理由は?

ECHAはREACH規則に基づき、化学物質の情報をインターネットで利用できるようにします。化学物質の安全な使用は、REACHの主要な目的の1つです。
 化学物質の安全な使用を確立する責任は企業にあります。企業は、登録ドシエにおいて、化学物質の性状と安全な使用に関する情報を収集しなければなりません。
 ECHAは、一般消費者が暴露されるかも知れない化学物質の使用について、詳しい情報に基づく決定ができるようにインターネット上で情報へのアクセスできるよう登録ドシエの情報利用を可能にしています。

2. データベースで利用可能な情報は?

データベースは、企業がECHAに提出した登録ドシエからの重要情報を含んでいます。企業が製造もしくは輸入している化学物質について、提出されている以下の情報を見つけることができます。

  • 危険有害性情報
  • 分類と表示
  • 安全使用情報
3. データベースは、個人が購入する製品の情報を含んでいるか?

REACHは化学物質に適用されます。したがって、データベースには化学物質だけが含まれています。複数の化学物質を混合した混合物や化学物質が含まれている成形品の情報は含まれていません。換言しますと、メタノールあるいはブタンについての情報はありますが、例えば、シャンプー、洗剤もしくは鉛筆などはデータベースに含まれていませんので見つけることができません。

4. データベースに検索機能はある?

化学品名、EC番号あるいはCAS番号でデータベース上の物質を検索できます。もし、検索キーを何ら持っていない場合は、データベースのすべての化学品のリスト検索が利用可能です。このリストは、IUPAC名、EC番号もしくはCAS番号でソートすることができます。
 データベース情報を見つけるには、リスト欄の"view"を右クリックすると、ドシエの情報概要を表示した新しいページが開かれます。ブルーのへディング(マウスで上をなぞるとグレーに変色)は更なる情報にリンクしています。ある部分で四角中にa+のサインを見つけることができ、それは更なる情報にリンクされています。

5. 化学物質情報の検索はできる?

検索している情報が未登録であればデータベースは利用できません。ECHAがこの物質の登録ドシエを受理した後、その物質はデータベースに含まれることになります。
 ECHAは登録について2010年11月30日、2013年5月31日および2018年5月31日の3つの期限を設けています。この期限は、トン数帯と物質の危険有害性に依拠しています。2018年の最終登録期限後には、約30,000物質が利用できることが期待されています。

6. ポータルで提供されるデータの信頼性は?

このデータベースの情報は、企業から提出された登録ドシエを基にして構築されています。企業は、登録ドシエにおいて、正確で最新の情報を提供するように義務づけられています。
 ECHAのITシステムは登録ドシエの特定のトン数帯の登録に要求される情報のすべての情報フィールドが完全であることを確認していますが、ECHAは、公開前にインターネット上の情報の検証を行っていません。従い、ECHAは情報の正しさ、適切さあるいは登録ドシエのREACHへの準拠については保証することができません。

7. 同一物質でなぜ異なった情報が混在しているのか?

データベースは登録ドシエに含まれている情報を表示します。同一物質の製造者もしくは輸入者はECHAに共同で情報を提供するように義務を負っています。しかし、ある条件や環境下では、企業はこの情報を個別で提出するかもしれません。データの個別提出はデータベースにおいて、いくつかのエントリー表示となるかもしれません。

8. データベースの疑問についての確認先は?

登録者で普及についての質問があれば、ECHAのヘルプデスクにコンタクトすることが必要です。
 質問者がジャーナリストであれば、ECHAのECHA Press Officeへコンタクトし、他のすべての質問とフィードバックについては、feedback form on the portalを使用して確認できます。

9. REACH以外の化学物質の情報検索可能なサイトはどこ?

また、Candidate-List〔認可の候補となる高懸念物質(SVHC)のリスト〕はECHAのウェブサイトから検索が可能です。

(瀧山 森雄)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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