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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

コラム

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10.05.21

中国版REACH:新規化学物質環境管理弁法について(2)

前回に続いて新規化学物質環境管理弁法の登記にまつわる概要を紹介します。

登記までのステップについて

登記申告は環境保護部の登記センターに提出します。登記申告されますと、以下のステップで審査されます。

1.通常申告の場合

通常申告は、登記センターから「環境保護部化学物質環境管理専門家評議審査委員会(以下、評議審査委員会)」に送られ、評議・審査が行われます。評議審査委員会は、化学、化学工学、健康、安全、環境保全等の専門家で構成されます。評議・審査される内容はつぎの項目です。情報が不足する場合は、登記センターから補充するように要請されます。
(1)名称と標識
(2)物理化学、人の健康、環境等の危険有害特性
(3)暴露程度および人の健康と環境に対するリスク
(4)人の健康と環境リスク管理措置の適切性

評議審査委員会は、以下の項目の「新規化学物質登記技術評議意見」を環境保護部に提出します。
(1)新規化学物質を、一般類、危険類および重点環境管理危険類の管理類別の区分
(2)人の健康と環境リスクの評議意見
(3)リスク管理措置の適切性の評議結論
(4)登記を許可するか否かの提案

環境保護部は「新規化学物質登記技術評議意見」に基づいて、新規化学物質の管理類別を確定し、登記を認めるかどうかを決定します。登記を認める場合は登記証が交付され、登記を認めない場合は書面で申告人に通知し、理由が説明されます。
 なお、環境保護部は登記を決定する前に新規化学物質の登記内容を公示します。

2.簡易申告の場合

簡易申告の場合は、登記センターは処理意見を環境保護部に提出します。提出された生態毒性特性試験報告については、評議審査委員会が技術評議を行い、技術評議意見を環境保護部に提出します。環境保護部は、要求に適合している場合は通常申告の場合と同じく登記を与え、登記証を交付し、要求に適合しない場合は書面で申告人に通知し、理由が説明されます。

3.科学研究記録届出申告の場合

科学研究記録届出申告については、登記センターは月ごとにまとめて環境保護部に報告し、環境保護部は定期的に政府ホームページ上に公告します。

登記決定までのスケジュール

登記センターは、通常申告、簡易申告いずれの場合も、5就業日以内に、通常申告の申告報告を評議審査委員会に、あるいは簡易申告の処理意見を環境保護部に提出します。
 評議審査委員会の評議審査期間は、通常申告は60日以内、簡易申告は30日以内となっています。
 環境保護部は、登記センターまたは評議審査委員会から提出されてから、15就業日以内に登記の決定を行います。この期間に決定できない場合は、環境保護部の承認のもとで10就業日延長されます。

登記の公告と交付される登記証の内容等

登記が決定されますと、環境保護部は政府ホームページ上に、登記を認めた新規化学物質の名称、申告人、申告の種類および登記した新規化学物質管理類別等の情報を公告します。
 また、交付される登記証には以下の事項が記載されます。
(1)申告人または代理人の名称
(2)新規化学物質の名称
(3)登記用途
(4)登記量の等級および数量
(5)新規化学物質の管理類別
さらに通常申告の登記証には、リスク管理措置および行政管理要求が記載されます。

改訂弁法でも、REACH規則や改正化審法と同じく、使用や用途に関する情報が求められ、使用段階での管理が行われることになります。

現法では、「生産、輸入前に申告を行い、新規化学物質登記証(以下、登記証)を申請しなければならない」とされていましたが、改訂弁法では、「生産、輸入前に申告を行い、登記証を取得しなければならない」としています。すなわち登記証未取得の場合は、生産、輸入、および加工使用することが禁止され、また、登記証未取得や未申告の場合、科学研究に用いることができません。

(林  譲)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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