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ここが知りたい REACH規則

コラム

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10.04.23

CLP規則に関するFAQ version 1.0.1から (1)

2010年3月23日に「CLPに関するFAQのversion 1.0.1」がECHAから発行されました。これは2009年4月11日発行のversion 1.0の後継で、委員会規則およびガイダンスドキュメントの発行が、このFAQ改版のトリガーとなっています。ECHAは、正式にはこの委員会規則およびガイダンスドキュメントの更新版をウェブサイトでチェックすることを推奨しています。本コラムではFAQ v 1.0.1で新しく追加された「産業の役割(第2章)」と「適用範囲と除外(第3章)」の内容を2回に分けて紹介します。

CLPにおける産業の役割(第2章)

1.再充填業者(re-filler)のCLPにおける役割と義務

再充填業者は用途が限られている物質または混合物を1つの容器(又は包装)から別の容器(又は包装)への移し変えを行なう川下使用者であると位置付けされています。
 そのため、再充填業者は、CLP規則のタイトルIIに従った分類の義務はありません。
 しかし、再充填業者が再充填される物質や混合物の構成を変更しない場合、サプライチェーンの別の行為者によりタイトルIIに従ってなされた分類を引き継ぐことは可能です。このことは最初の分類を他の分類と置き換えることができることを意味しています。例えば、200lドラム缶の内容を25mlボトルに移し変えるような場合、ボトルの新しい表示は、フル表示が要求される最初の表示は必要でなく、小量包装の除外に従うことができます。

EU域内に設立された再充填業者がEU域外の行為者によって物質や混合物を供給される場合は、CLP規則では再充填業者は輸入者と見なされます。この場合は、当該再充填業者が供給された物質と混合物を分類し、必要な物質情報をC&Lインベントリーに届け出る義務がありますので注意が必要です。

2.再輸入者のCLP規則での役割と義務

CLP規則第2条(19)では再輸入者は川下使用者と見なされます。そのため、再輸入者はC&Lインベントリーへの届出とCLPのタイトルIIに従った分類の義務は生じません。
 しかし、サプライチェーンの他の行為者によりタイトルIIに従ってなされていた分類を引き継ぐことはできます。どのような場合も再輸入者はCLPに従って表示と包装を確実にしなければなりません。

再輸入者が、川下使用者と見なされるには以下の一定の条件が充たす必要があります。
(1)再輸入される物質はEUから輸出される前に登録もしくは届出されていること。
(2)物質は同一サプライチェーン内で再輸入されなければならないこと。
(3)再輸入者は再輸入物質がオリジナルの輸出されたものと同じであることを示すこと。
(4)再輸入者はREACH規則第31条または第32条に従い、それぞれの情報が供給されていることを示すことが可能なこと。

上述のいずれか1つでも充たされない場合、再輸入者は輸入者と見なされ、物質や混合物を分類しC&Lインベントリーに該当物質情報を届け出る義務があることを意味しています。

3.物流業者のCLP規則での役割と義務

物流業者は共同体内に設立された自然人または法人で、第三者に対して物質それ自身または混合物に含まれる物質を単に貯蔵したり、上市するリテイラーが含まれています。物流業者(リテイラーを含みます)は彼自身で物質や混合物を分類する義務はありません。しかし、サプライチェーンの他の行為者によりタイトルIIに従いなされている分類を引き継ぐことは可能です。その典型例としては、それぞれの分類は安全データシート(SDS)上に活かされています。供給された物質や混合物の成分を変更しない限り同じデロゲーションは川下使用者にも許可されます。

EU域外の行為者により物質、混合物を供給されるEU域内に設立された物流業者はCLP規則では輸入者と見なされます。これは彼等が、当該物質や混合物を分類し、該当する物質情報をC&Lインベントリーに届け出る義務があることを意味していることに注意する必要があります。

4.物質再生業者の分類と表示インベトリー届出の義務

CLPでは再生された物質と混合物は、通常、CLPにおける他の物質や混合物と同様の方法で取り扱われなければなりません。このことは、物質、混合物はCLPのタイトルIIに従って分類され、もし再生を請負っている業者(再生物質の製造者)が当該再生物質についてREACHによる登録を未だ提出していなくて、届出の必要な情報が含まれている場合は、C&Lインベントリーに届出されなければならないことを意味しています。

REACH第2条(7)(d)に従って、再生物質についてREACH登録規定からの除外をあてにできる場合、再生業者はCLP第39条(b)と第40条に従って再生物質をC&Lインベントリーに届け出なければなりません。

CLP規則で分類する場合、再生業者は、適切であるなら、同じ物質の登録者によって既にCLPタイトルIIに従ってなされている分類を受け継ぐことが可能です。そのような場合、ECHAへの届出に際し、ECHAのC&Lインベントリーから最初の物質の登録者によって、以前提供されていた分類と表示の情報を取得することおよび同意することが勧告されています。

(担当 瀧山 森雄)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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