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ここが知りたい REACH規則

コラム

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10.04.02

カリフォルニア州のグリーンケミストリーイニシャティブ-安全製品要求促進の枠組み

カリフォルニア州の有害物質統制省(DTSC:Department of Toxic Substances Control)は、州内で販売される製品中の懸念化学品を特定し、より安全な製品を設計するため科学に基づいた枠組みを2月23日に発表しました。この枠組みは「グリーンケミストリーイニシャティブ(GCI:Green Chemistry Initiative)」を成功に導く基本であるとしています。

提案された枠組みは、消費者製品中の懸念化学品を優先づけるプロセスと懸念化学品の代替品を系統的に比較する手段が含まれています。この枠組みはDTSCに対し、あらゆる利害関係者、政府機関および民間(公衆)と協働し、この枠組みの概念を製品安全を担保するための安全製品グリーンケミストリ規則(the Green Chemistry Regulation for Safer Products)に変換するよう位置づけています(図は枠組みの概念図)。

図-1 枠組の概念図(フローチャート)

図-1 枠組の概念図(フローチャート)

DTSCは2008年に署名されている2つの画期的な法律、AB1879SB509を実施するための規則を開発中で、正式な法案作成手続きを踏んで今年の後半に提出されます。DTSCは、現在および将来世代のためにより安全で継続可能な化学品の使用を約束する効果的で透明性のあるグリーンケミストリープロセスを実施することをコミットしています。

法規制の導入については以下の3段階で取り組むとしています。

(1)優先順位付け
 化学品や消費者製品を評価し、懸念化学品を含む消費者製品リストを作成、懸念化学品として検討すべき化学品は、「グリーン商品評価団体」で代替措置や自主規制を検討。

(2)代替措置の評価
 懸念化学品を含む消費者製品の製造者は、問題のある化学品を使わないなどの代替措置の可能性の評価と結果の報告。

(3)規制の導入
 何も対応しない、情報提供を要求、ラベリング実施を要求、使用の制限や禁止、暴露の規制などを検討。

DTSCは、以上の提案に対し3つの公聴会を3月に開催しました。DTSCスタッフは、ステークホルダーから受け取った意見を考慮し、上述の概念フローチャートを開発しました。DTSCは、フローチャートのレビューと論議のため3月11日と15日にGreen Ribbon Science Panel(PRSP)を召集しました。GRSPは、パブリックコメントの受入とDTSCに対する議事項目について助言提供を行いました。

ここに至るまでの経過は以下のようになっています。

●カリフォルニア州政府は、2008年9月29日に製品および環境中の有害化学物質の削減を目的とする米国で最も先進的な「クリーンケミストリープログラム」の実施に向けた2つの法案(SB509、AB1879)を成立させています。

SB509は、州で使われている数千の化学物質の有毒性や有害性に関する情報を消費者に周知するために、有害情報機関をウェブ上のデータベースとして創設します。
 AB1879は、DTSCに対して(1)懸念化学物質を選定し、優先順位をつけるための手続きを策定する規則をつくる(2)有害物質の代替物質がないかどうかを分析する方法を開発する - 権限を与える。(3)化学物質についてリスク評価に基づく規制措置も取れるようにするなどとしています。

●カリフォルニア州の環境保護局は、2008年12月16日に公衆の健康と環境保護を強化するため製品中および製造プロセス中に有害物質の使用の廃止または削減を要求する「グリーンケミカルイニシャティブ(GCI)」の最終勧告を発表しています。
 内容は以下のようになっています。
 (1)汚染の予防と安全な製品をつくる取組みを拡大する
 (2)製品含有物に関するオンラインネットワークを確立する
 (3)オンラインによる有害物質の情報を公開する
などとなっています。

●カリフォルニア州政府は、この勧告の一部を取り入れて上述の2つの法案(AB1789、SB509)を成立させており、DTSCは、2011年1月1日までに懸念化学物質を選定し、代替物質を評価、懸念化学物質がどのような製品に含まれるのか特定する規則を導入することが求められています。

(瀧山 森雄)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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