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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

コラム

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09.09.11

REACH規則の試験方法

昨今はREACH規則の登録に向けて、物質試験基準に関心が寄せられています。
 REACH規則の物質試験については、第13条3項で「物質の試験は、物質の固有の特性に関する情報を作成するために必要な場合には、欧州委員会規則に定められる試験方法に従って、又は必要に応じて、欧州委員会や化学物質庁により認められた国際的な他の試験法に従って、行なわれなければならない」としています(環境省訳)。

第13条4項では「生態毒性学及び毒性学的な試験及び分析は、指令2004/10/ECに規定されたGLP 原則又は欧州委員会若しくは化学物質庁が同等と認める他の国際的基準の原則を遵守して、また該当する場合には指令86/609/EEC (動物の保護に関する法律)の規定に従って、実施されなければならない」とされています(環境省訳)。

1t以上10t未満でREACH規則附属書IIIのクライテリア(CMRs等)に適合しない場合は附属書VIIの情報要件のうち物理化学的性質に関する要件のみが適用されます。一般的な物質の物理化学的性質に関する試験データは、文献やインターネットで入手できます。

しかし、単純にコピーしては利用できません。2009年6月29日のFAQ(Frequently Asked Questions about REACH Version 2.5)の10.5項で、「オリジナル資料は専門家にチェックされるべき(When such data is used, the original source should be cited and checked by an expert.」)と解説しています注1)

REACH規則の物理化学的性質に関する試験方法は、(EC)No 440/2008で指定されていますが、(EC)No 761/2009 of 23 July 20で一部修正されています。試験方法は指令67/548/EECの附属書Vを継承していて、手順、器具、計算式などが示され、追加的技術詳細情報としてJIS規格なども記述されています注2)

なお、第13条4項の「生態毒性学及び毒性学的な試験及び分析」はGLP施設での試験分析が要求されますが、第13条3項は現状では認定試験所の要求は明確に出ていません。2015年からは認定試験場による試験データが要求されるとの情報はあります。

「生態毒性学及び毒性学的な試験及び分析」はOECDの試験方法が指定されています。
 成形品中のSVHCの測定方法は指定されていませんが、関連する測定方法などが利用されます。例えば、RoHS指令ではIEC62321が2008年12月に国際標準で発行されています。また、アメリカの固体廃棄物の測定方法であるSW846も参考になります注3)

REACH規則の試験方法は具体化されてきていますが、成形品中の測定方法などは今後という状況です。

(松浦 徹也)

注1:FAQ
http://echa.europa.eu/reach/reach_faq_en.asp?topic=infreq&#infreq

注2:REACH規則の試験方法
http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2008:142:0001:0739:EN:PDF
http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2009:220:0001:0094:EN:PDF

注3:SW846
http://www.epa.gov/epawaste/hazard/testmethods/sw846/online/index.htm

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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