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ここが知りたい REACH規則

コラム

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09.01.16

中国GHSの標準について

GHS(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals:化学物質の分類・表示の世界調和システム)について、すでに2008年中の導入を目標とする国連決議がなされており、わが国においてもJISの改定が行われています。中国においても国家標準の改定が進んでいます。中国のGHS導入についてのご質問が寄せられていますので、現在分かっています、中国の標準化の改定の状況について整理してご紹介します。

中国GHSの化学品安全シート、化学品の分類と表示に関連する標準を、番号順に示すと次のようなものがあります。

 (1)GB13690-1992;常用危険化学品の分類および表示
 (2)GB15258-1999;化学品安全ラベル編纂規定
 (3)GB/T16483-2008;化学品安全シートの内容と記載順序
 (4)GB/T17519.2-2003;化学品安全資料表編写細則
 (5)GB20576-2006〜GB20599-2006,およびGB20601-2006,GB20602-2006(ただし,GB20591は修正されGB20591-2008);化学品分類、警告表示ラベルと警告表示性説明安全規範 (GHSの分類の「吸引性呼吸器有害性」以外の26分類について、ここに規定)
 (6)GB/T22234-2008;GHSに基づく化学品のラベルに規範

(5)の分類と警告表示ラベルについては、国内製造者については2008年1月1日から、流通業者には2008年12月31日から実施とされ、2008年1月1日から2008年12月31日までは経過期間とされていました。

(3)は、従来のGB/T17519.1-1998,GB16483-2000に代えて、推奨標準として出されています。基本的には、GHSのMSDSの内容と項目記載順序に整合させる内容になっています(なお、GB16483-2000の変更になっていますが、現在、GB16483は,-2003となっています)。

(6)は、JIS Z 7251-2006を採用しています。ただし、上記(5)のラベル規範で抜けています「吸引性呼吸器有害性」が記載されていますので、おそらく(5)でのGB20600に「吸引性呼吸器有害性」が割り当てられるはずのものが、間違えて別分野の標準に割り当てられてしまったのではないかと推察されます。

(3)と(6)はともに,2009年2月1日実施の推奨標準と出されています。

中国から(1)と(2)の改訂ドラフトがWTOに通告文書として提出されていますが、公布のスケジュールはまだ分かりません。

GB13690-1992は、名称が「常用危険化学品の分類および表示」から「化学品分類と危険性項公示通則」と変更になります。内容は,GHSが採用されます。

GB15258-1999はGHSに整合させた改訂で、実施日から1年間の経過期間が設ける文言があります。

(4)GB/T17519.2-2003は、GB15258のドラフトの引用標準としてGB/T17519がありますので、改定作業中と考えられます。詳細は分かりません。

以上、現在までに公布されているGHSに関する標準は、分類とその警告表示は「国家標準」、MSDSやラベル表示は「推奨標準」です。MSDSなどは従来の書式でよいと考えられますが、分類と警告表示ラベルに関しては,これまで出されているGHSに関する標準に沿って対応されるのがよいように思われます。

(林 譲)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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