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HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

コラム

REACH検索

08.11.21

ECHAのプレスリリースから

2008年10月28日にECHA(欧州化学品庁)は、REACH規則の附属書XIVに収載される認可物質の認可候補となる高懸念物質15物質を特定し、認可候補物質リストとして、ECHAのWebサイトで公表しました。そして今後、さらに高懸念物質が認可候補物質として特定される場合には、このリストにそれらの物質を追加して更新していくことにしています。公表されたWebサイトのURLは下記です。
http://echa.europa.eu/chem_data/candidate_list_table_en.asp

ECHAは、認可候補物質リスト公表に基づき、企業に対し潜在的な義務の確認を行うように求めています。さらに、前記の企業の潜在的義務に関し、2008年11月4日にその内容の改版を行っています。
 以下2008年11月4日の改版版に基づいて、企業の対応義務を整理します。

1.成形品の義務

(1)認可候補物質にリスト化された日から
 認可候補物質リストに含まれている物質が成形品中に0.1wt%以上の濃度で含まれている場合には、成形品のサプライヤーは、そのサブライヤーが利用できる成形品の安全な使用のための十分な情報を顧客(消費者)から要求を受けてから45日以内に提供しなければなりません。この情報は最低でも物質名を含んでいて成形品の安全な使用を確実にするものでなければなりません。

(2)2011年から
 成形品の製造者および輸入者は、成形品が認可候補物質リスト中の物質を含んでいる場合は、ECHAに届出なければなりません。この義務は物質が成形品中に0.1wt%以上存在し、企業ごとに年1t以上の量を生産、輸入される場合に適用されます。

  • 2010年12月1日以前に認可候補物質リストに記載されている物質についての届出は、2011年6月1日までに行わなければなりません。
  • 2010年12月1日以降に認可候補物質リストに収載される物質についての届出は、収載後6カ月以内に行わなければなりません。

ただし、以下の場合には、届出の必要はありません。
 (1)成形品の生産者、輸入者が成形品の使用中および廃棄以後に人や環境への暴露を排除できる場合。この場合は、生産者および輸入者は成形品の受領者に適切な取扱説明書を提供しなければなりません。
 (2)同一サブライチェーン、あるいはほかのサプライチェーンでその用途について登録されている場合。

2.物質の義務

・ 認可候補物質にリスト化された日から
 物質が認可候補物質リストに収載された場合、物質のサブライヤーは顧客に安全データシートを供給する義務が発生します。

3.調剤の義務

・ 認可候補物質にリスト化された日から
 調剤が指令1999/45/EECにより、危険と分類されない調剤のサプライヤーは調剤中の物質の少なくとも1つの物質が認可候補物質であり、当該認可候補物質それぞれが非ガス状の場合で0.1wt%、ガス状の場合で0.2vol%以上含有する場合は、要求により受領者に安全データシート供給が義務付けられています。

企業の対応義務の出所は、以下のURLによります。
http://echa.europa.eu/doc/candidate_list/candidate_list_obligations.pdf

上記の義務に関する詳細なガイダンスは成形品については、"Guidance on Substances in Articles"(Section 2 and 8)に、物質と調剤については、"Guidance on Registration" (Section 3.1) に記載されています。いずれもREACH guidance のWebページで利用できます。WebページのURLはhttp://reach.jrc.it/guidance_en.htmです。

高懸念物質の認可候補物質リストに収載された物質に対する義務は、REACH規則の以下の条項に規定されています。

  • 第7条2項 ECHAへの届出
  • 第7条3項 的確な取扱説明書の供給
  • 第31条   安全データシートの提供
  • 第33条   安全な使用情報の提供義務または消費者要求への対応義務

(瀧山 森雄)

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当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


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