本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > ここが知りたいREACH規則

ここが知りたい REACH規則

コラム

REACH検索

07.07.20

EUの化学物質規制の新しい動き

最近の、RoHSとREACHに関わるEUの新しい動きを2件紹介します。

1.RoHS指令の新たな除外項目の意見募集

2007年1月10日締め切りでRoHS指令の除外項目に関する第6回目の意見募集が行われました(2006年12月1日、本コラム参照)。この除外申請に対する最終結論はまだ出ていませんが、新たに2007年8月10日締め切りで、7項目の除外の第7回目の意見募集が行われています。詳細は下記URLを参照下さい。

http://ec.europa.eu/environment/waste/rohs_7_consult.htm

その中で、6番目の、High voltage diodes in glass housings(ハウジング中の高電圧ダイオード)がどのように扱われるか興味があります。

申請概要は、下記のようになっています。
除外が認められている2.5%の鉛を含有する硼酸亜鉛ガラスハウジングの高電圧ダイオードをスズでめっきすると、めっき層に鉛が溶解し、めっき層の鉛濃度が、3,000ppmであるが、最高許容濃度の1,000ppmを超える(平均1,500〜2,500ppm)。めっきに際して鉛は添加していない。銅製ピンとガラスハウジングの膨張係数を合わせるには、ガラス中の鉛は必須で、代替材料はない。このため除外の申請をする。

RoHSでは、均質物質に対して最高許容濃度が決められています。受け入れで、出発物質のRoHS順守を徹底していても、加工段階で除外が認められている材料により、ほかの材料が最高許容濃度を超えてしまうというケースの場合の扱いはたいへんになるところです。

今回のケースは特異なケースとは考えられますが、除外が認められている材料を使用する場合には、製造工程管理には十分注意しなければならないと考えます。

2.REACH規則へのGHSの導入

REACH規則では、分類、表示に関しては、GHS(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals:化学物質の分類・表示の国際調和システム)の導入が遅れ、指令67/548/EEC、指令1999/45/ECが継続し運用されることになっていますが、2007年6月25日にEU委員会からGHS導入の規則案(以下、新規則)が発表されました。

従来のEU指令と新規則とでは、ほとんどの物質に関して分類は同じだが、カットオフ値と計算方法が異なるため、調剤(混合物)は新規則、すなわちGHSで分類されることになります。

これから、理事会と議会で審議されますが、これが採択されますと、GHSシステムへの移行のスケジュールは次のようになっています。

  • 指令67/548/EECおよびは指令1999/45/ECは2015年6月1日に廃止。
  • 物質に対しては、2010年12月1日までは、指令67/548/EECを適用。
  • 調剤(混合物)に対しては、2015年6月1日まで指令1999/45/ECを適用。
  • 物質に対しては、2010年12月1日から2015年6月1日は、指令67/548/EECと新規則で分類され、新規則で包装、表示しなければならない。
  • 2010年12月1日以前に物質を、2015年6月1日以前に調剤(混合物)を、新規則で分類、表示してもよい。この場合は、それぞれ指令67/548/EEC、指令1999/45/ECは適用されない。
  • 物質については2010年12月1日以前に、調剤(混合物)については2015年6月1日以前に、分類、上市されたものについては、新規則にしたがって表示、包装することは要求されない。

なお、GHSに関しては、2007年3月9日の本コラムもご参照下さい。

(担当:林 譲)

中小企業の方を対象として、海外ビジネスに関する質問を無料で受け付けています。
中小機構「中小企業国際化支援アドバイス

当解説は筆者の知見、認識に基づいてのものであり、特定の会社、公式機関の 見解等を代弁するものではありません。法規制解釈のための参考情報です。 法規制の内容は各国の公式文書で確認し、弁護士等の法律専門家に判断によるなど最終的な判断は読者の責任で行ってください。


このページの先頭へ